Welcome to this crazy meshi!あのふざけたドカ食い見てみろ、ヤツはMochizuki Mochizuki Mochizuki Mochizuki!!
・・・と世紀末風味の導入で始めてみたが、いやー、よもやこの令和の時代に『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』なんてファンシー(?)な名前を冠した、グルメホラーという新しいジャ . . . 本文を読む
今度の連休カザフスタン&キルギスタン遠征を行うにあたり、『遊牧王朝興亡史』でも買うかと思ってジャンク堂書店(違う)に行ったら・・・売ってねー( 。∀ ゜)しかし、同じコーナーで西田龍雄の『西夏文字』を見つけたので、購入した次第。
「西夏文字」との出会いは、おそらく高校1年 . . . 本文を読む
ハラリの『サピエンス全史』は非常に刺激的な論考ではあるが、たとえどれだけ実例を積み重ねてもそれは「実証」とまでは言えず、あくまで「興味深い文明論の一つ」にとどまる嫌いがあった。
しかし『言語の本質』で描き出されるアブダクション推論や対称性推論の構造とその特殊性を知った時、発達言語学や認知科学という全く別の側面から人類の「誇大妄想」と「共同幻想」の構造が照射されるこ . . . 本文を読む
「入門書」と言うと、そこまで詳しく知らない人に対して、基礎的な事項を列挙すればよい、という意味で極めて容易なもののように思われかもしれない。しかし実際には、「相手がどこまで知らない前提で説明するのか」「どこまで説明する必要があるのか」というまさに根本的領域のさじ加減が極めて難しく、仮にそこを徹底して吟味し加除訂正に全精力を傾けたとしても、内容が無味乾燥なファクトの列挙では初学者の集中力が続かない、 . . . 本文を読む
「路上生活をやってみた」というのはいかにもネタとしてはありそうだが、それが2か月に及ぶとなると、なかなかに珍しい。それが今回の『ルポ路上生活』である。
読んでいて確かに最近空き缶を集めてる人見なくなったなあと思ったり、かつて歩いてみた隅田川、荒川、多摩川などの河辺の様子を思 . . . 本文を読む
『地元最高』読んでみたけどういい感じに狂ってんな~😅なんつーか、狂ってるのにそれに気づかず「え、これのどこがおかしいの?」とぶっ壊れたまんまなのが、リアルというか何というか・・・そしてそういうネジが外れているキャラでさえドン引きする出来事の数々が展開していくわけだが、それに関して . . . 本文を読む
支持率が20%前後の岸田内閣が、今もなお政権を運用できているのはなぜだろうか?
という疑問に対しては、まずは議院内閣制(代議制民主主義)の仕組みが言及されるだろう。そして次に、総裁選だとか、宏池会や経世会、清話会といった派閥の構造、そして政党政治の歴史的経緯などにも触れることになる。ところで、こういった現代の政治構造の仕組みを、子どもや外国人にぱっ . . . 本文を読む
以前、小学校で扱う『ごんぎつね』の誤読について、「国語力」の崩壊とする見解に疑問を呈する記事を書いた。今回の動画である予備校講師宗慶二による説明は、その点を掘り下げていて興味深い。
すなわち、それを「国語力」の問題として取り上げたのは石井光太の『ルポ 誰が国語力を殺すのか』であるが、重要なのは、そこでの誤読を校長は「読解力以前の基礎的な能力」と . . . 本文を読む
今回紹介する『怠惰への讃歌』はイギリスの哲学者ラッセルが1932年に著したエッセイであり、原題もIn Praise of Idlenessとなっている。
さて、ラッセルの箴言に満ち満ちている『怠惰への讃歌』だが、「怠惰」と聞けば怠けること=労働しないことだとまずは想像するかもしれない。しかし実際に彼が訴えたのは、「勤勉・勤労という呪い」からの解放である。両者の間に . . . 本文を読む
1:日本は多神教だから特定宗教に帰属意識を持たない」
2:戦後日本人が無宗教に傾斜していったのは、アメリカ的物質至上主義が原因だ」
日本人の宗教(意識)についてこんな主張が出てきたなら、明確に反論が可能だ。
前者なら、例えばインドのヒンドゥー教を挙げることができる。多神教を信仰している=特定宗教に帰属意識を持たないなら、例えばヒンドゥー教徒もまたそうでなければ . . . 本文を読む