<書くことの意味:廃墟の事例より>
固定になってたので他のにした。廃墟と路地裏…足りない。書きながら違和感。イライラする。無機的・無人を求めている、という印象を与える。布団は不潔な感じがして不快だった。生活臭と一般化するのは尚早、三ノ輪橋の路地裏…時間の流れが遅い、近くの中華料理屋、意識の解放は暗いトイレ、建物が壊された後の更地には独特な感慨を覚える。それらも考慮に入れなければ、一面的だ。写真集な . . . 本文を読む
「他人は他人だ。」
という言葉を時に私の父親は口にする。これは「他人の事は理解できないし、他人は自分の事を理解してはくれない」という彼なりの経験に基づいたものだが(ちなみにこの「他人」は「血が繋がっていない人間」の意である)、こういうネガティブな言葉を聞くと、人はしばしば「そんなことはない。努力すれば理解してもらえるはずだ」といった反論、もしくはフォローをしようとするものだ。私もその一人だった . . . 本文を読む
<早朝電車は屍を運ぶ>
物が豊かなのになぜ幸せになれないのか?あるいはなぜ豊かさの中で人は狂うのか?と疑問に思う人たちがいる。彼らは、ただ早朝の電車を見るだけでいい。例えば6:00の湘南新宿ラインの乗客たち。そのほとんどは、ひどいしかめ面か、死んだように寝ているかのどちらかだ。「幸せの意味を無くしてさまよっている人々の群れ」と歌ったのはB'zの「東京」だが、彼らの様子を見ていると、人が狂うことに私 . . . 本文を読む
もともとはPCゲームのfateをプレイしたことで興味を持った作品。「一度お産をするくらいなら、三度でも戦場に出るほうがまし」(87p)といった言い回しや女性の鋭い心理描写が目を引くが、最も印象に残ったのは、子殺しの不可解さである。解説によれば、この部分はエウリピデスの独創らしいので、以下この問題について論じてみたい。なお、引用文やページ数は、全てちくま文庫版(中村善也訳)による。
なるほど夫の . . . 本文を読む
最近食い物にうるさくなってきたのかもしれない。
この前、サイ○リアやペッパー○ンチを空腹時に食べたにもかかわらず、はっきりマズイと感じた。「腹が減っていれば何でもうまい」と言われることがあるが、そうすると腹が減っている時にそう感じるモノはよほど味が滅んでいることになるわけだが、あなたどう思いますか?
にしても、大学の頃はよく普通に食えたなあ。まあ大学周辺に林立する某弁当屋とか東京そばなど質 . . . 本文を読む
ほんまに今さらながら、友達からおもしろいと聞いていた電脳コイルを見始めました。
最初の感想は「かわいいぃぃぃーーーー!」ですね。え、誰がって?
そりゃもちろん「オヤジ」ですよ。一家に一匹「オヤジ」。俺も欲しいなあ…。サッチーもいかめしい登場シーンの後で、「僕サッチー、よろしね☆」の紹介+あのバカっぷりが最高。デンスケも苦労犬(笑)っぽい感じがいい味を出してます。デンスケに関して目を引いたのは最 . . . 本文を読む
今日馬場に行ったとき、早稲田の入試帰りの生徒達を見かけた。思えば8年前の2月17日、俺もこの道を通って受験会場に行ったものだ。
まだ早稲田の他学部や他の私大、さらには国公立を受験する生徒もいるだろうが、何はともあれ最後まで心を折らずに戦い抜いてほしいと思う。 . . . 本文を読む
(登場人物)Y=芳野 I=五樹 (腐り姫より出演)I今日は予定通りスーツを買いに行ったわけですが…Yだめだ、あのこってりがねえと視界が真っ暗で何も見えない…Iと芳野ママンが言い出したので、ついでに馬場の天一まで遠征してきました。Y学生セットSの麺大盛りを堪能させてもらったぜ。チャーハンはスープにぶち込んで最後の最後まで喰らい尽くしたことは言うまでもない。Iしかし . . . 本文を読む
異動の機会にスーツと靴を買い換えることにした。
今使っているのは大学の入学式用に買ったものであり、よく見たら……
いや、よく見なくても、上着は所々ほつれ、ズボンのウエストはきつきつ。
靴にいたっては、かかと部分の型がはずれてフニャフニャ+穴開き⇒前部分しかまともに機能してない(画像)という実質スリッパ状態w
さすがにもうご臨終だな。8年間お勤めご苦労様でした。 . . . 本文を読む
前に廃墟と路地裏のことを書いた時は頭に浮かんできた言葉だけで構築したため、かなり大きな違和感を抱えながら一応完成させた、という感じだった(まあそのおかげで、色々なことを考えるきっかけになった。The Effect of Writingだ)。以下では、違和感を手がかりに改めて内容を検証した結果を述べたいと思う。
まず路地裏についてだが、こないだはビル街の路地裏を強調したけれども、三ノ輪橋駅付近の . . . 本文を読む