ふとネットニュースを見ていた中で、孤独のグルメのスピンオフにあたる「それぞれの孤独のグルメ」に関し、松重豊演じる主人公の井之頭五郎がほとんど登場しないことに関する不満が続出している、という記事があった。
その後で感想サイトなどをいくつか見る限りではダイレクトにこれに言及したものがなく(ただ「これじゃない感がある」といったコメントは散見)、どの程度一般的反応なのかは . . . 本文を読む
フジテレビの新人アナ「いじり」動画がハラスメントではないか、といった理由で炎上しているらしい。ただ、これに対して「いじめかどうかなんて本人たちにしかわからない」といった反論もパラパラ見かけるので、ここで最も本質的に重要で、かつ論争の余地のないポイントを指摘しておきたい。まず、こういった内輪のやり取りを収めた動画をわざわざ一般に公開する目的は何だろうか?それはそこでのやり取りが「ウケる . . . 本文を読む
こういった解説動画を見て改めて思うのは、外的要因も含めた構造分析こそが重要であり、ゼロ百の二項思考は不毛の極みということだ。例えば日本の製造業について、「いらない機能をやたら付け加える」という問題が指摘されているが、これはいわゆる三種の神器が家庭に普及してフォード式の時代が終わりを告げた以上、どういう付加価値をつけるのかというポストフォード式の戦略になること、自体は必然性があった。しかし、その付加 . . . 本文を読む
「どうしてだよぉ~!!!」と某夜神月(竜也版)のように嘆きたくもなるほどの悲劇だ。
そりゃあヤンの陣営がキツイのはわかる。だって「若手が育つ」どころか、中心メンバーも若手ばっかで(中心のヤンにしてからが30前後でキャゼルヌやアッテンボローなど幕僚 . . . 本文を読む
銀河英雄伝説に個性的なキャラは多いが、その中でも異彩を放っている一人がオーベルシュタインであることは、ほぼ全員の同意を得られるのではないかと思う。
ヤン・ウェンリーにとって最大のライバル(好敵手)がラインハルトだったことは言を俟た . . . 本文を読む
銀河英雄伝説と言えば、今から遥か未来の世界にもかかわらず、むしろ多くの箇所で先祖返りしている要素が描かれているが、この動画ではその「停滞」の要因を、宗教・思想の軽視、物質文明化に求めているのは興味深い。
それは「宗教は豊かな生活のために重要なんだ!」みたいなどっかで聞いたようなスロ . . . 本文を読む
銀河英雄伝説を知っている人にとっても、「ブルース・アッシュビー」と聞くと名前は耳にしたことがあるがどこで出てきた人物だったかと思われるかもしれない。というのも、彼とその周辺(730年マフィア)について真正面から描かれるのは外伝であり、その活躍期は本編のおおよそ50年前のことであるからだ。
その活躍の様子は動画の概要で思い出していただくとして、私 . . . 本文を読む
「愛国」をスローガンに極端な自己正当化と排外主義的言説・行動を旨とするのが国粋主義であるが、それが全くのところ国益とはならないことが、今回の中国人による日本人男児殺害によって、またも証明されたように思われる。
というのも、中国当局はこの問題に関する釈明に追われ、日本はもちろん国際社会に対する不要な「弱み」を作ることになってしまったからである。
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なるほどね、銀河英雄伝説が「後世の歴史家」視点で語られているのは作中のナレーションからわかるし、そこに大きな影響が与えたのがユリアン・ミンツだったというのは想像に容易いとしても、「それによるバイアスがどのように表れているか」という視点での人物再評価というのはやったことがなかったので大変興味深い内容だわ。
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