掛川市を走る新東名掛川PAのすぐ南側に史跡「百観音」があります。
今をさかのぼる百数十年前、日清戦争のころ、村の若者が、「遠くまで戦争に行くのはいやだな~」と嘆く言葉に地元の和尚さんが托鉢し、この地に百体の観音様を安置しました。そのご利益があり、若者は無事帰還したとのことです。
その効果からの次の日露戦争のころには参道が数珠つなぎとなったとのことですが、第二次世界大戦のときには多くの人が亡くなられ、百観音も忘れられてきました。
その後、昭和58年ごろ、地元の旅館の主人などが埋もれた、百観音を掘り起し 旅館で飼っていた犬がそこへ案内するようになりテレビ放送でも紹介されたとか。
今は整備され、百体を超える石造の観音様が安置されています。
整備された山裾に、百体を超える観音様が安置されています。
時々参拝する方が訪れ、百観音が見守られています。
百観音は、木々の間に設置されていますが、陽ざしのある明るい場所にあるので、安心して行けますから訪問してみてください。設置当初のいわれのようにご利益があるかも。
すぐ近くまで、車で行けます。大きい駐車場も完備。(お店等はありません)
※ 新東名下り掛川PAからも徒歩で十数分で行くことができます。上りのPAからは少し大回りになるのでもう少し時間がかかります。
※ もう少し詳しいいわれを・・・という方は、本日のタイトル文字をクリックすると、案内板が大きく表示されます。