森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

モミジガサ

2009年09月03日 | 自然観察日記
 春の山菜で「シドキ」と呼ばれるものです。1mほどに成長して沢山の白い筒状の花をつけた大株がありました。一見つぼみなのか開花しているのか計りません。近づいて観察すると先端が僅かに開いて蘂が覗いているのが確認でき開花中であることが分かります。この種は、つぼみの段階で花筒が白くなり花序全体にそれをちりばめることで花弁のはたらき(昆虫を誘引する)をしているようにみうけられます。それとも、特殊な匂いで昆虫を引き寄せているのでしょうか。