チドリノキという名の元になったのがこの実の様子でしょうか。樹に鈴なりになっているこの実がチドリの群れ飛ぶ姿をイメージしているようです。葉では分からないカエデでも、実を見れば同じ仲間だと納得せざるを得ませんね。あいにくこの種は新潟県には分布していないのか野山で見たことはありません。これは群馬県の谷筋にあった個体を増殖したものです。
錦に色づくカエデの中にあってこのチドリノキは大変地味ですね。もっともこの葉を見てもカエデの仲間だと気づくのはまずないでしょう。普通の一枚葉で「カエデ」(蛙手)特有の葉の切れ込みがありません。
カエデの分類で覚えておくと便利なこと、複葉の種が2種(メグスリノキとミツデカエデ)他は単葉。その単葉で、このような切れ込みのない種類は2種(チドリノキとヒトツバカエデ)、その他は全て切れ込みがある種です。(ウリカエデがときに切れ込みがありません)
カエデの分類で覚えておくと便利なこと、複葉の種が2種(メグスリノキとミツデカエデ)他は単葉。その単葉で、このような切れ込みのない種類は2種(チドリノキとヒトツバカエデ)、その他は全て切れ込みがある種です。(ウリカエデがときに切れ込みがありません)