森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アズキナシ 2

2009年11月30日 | 自然観察日記
 もう十分に熟していていつ落ちてもよさそうな実が沢山あります。周りを見ると、房ごと落ちたものが林床の潅木の枝にひっかかっています。実が一つ一つ落ちるより花序ごとまとめて落ちるようです。
 小鳥の眼に留まって欲しいのでしょうが、辺りは静まり返ってなんの鳴き声もしません。親株の根元で芽吹いてもあまり意味がありません。この中で有効な育ちをする種子はいくつあるのでしょうね。
 ナナカマドの仲間ですから、「梨」といってもそんなに美味しいはずもありませんし、熟れ過ぎの様子で今回は口にすることは辞めて見るだけにしました。

アズキナシ 1

2009年11月30日 | 自然観察日記
 山沿いの雑木林の縁に赤い実がたわわに実った樹がありました。越後の里山には普通にあるアズキナシ、でもこんなに実が沢山付いた樹はそんなに出会えませんね。心地よい日差しの中でしばしみとれてしまいました。