日本のスギを基準にすると違和感もあるかもしれませんが、枝先に付いた実を見るとスギの仲間だということを納得してもらえるかもしれません。落葉する針葉樹は日本にはカラマツ(マツ科)がありますが、針葉樹は常緑という概念が強いせいで落葉するラクウショウを興味深く思うようです。よく似た種にメタセコイアがあります。これも落葉性のスギ科でラクウショウと区別するのに戸惑います。ラクウショウの別名ヌマスギ、湿地を好んで生育します。気根というものを地上ににょきにょきと出すのでこれで区別するのが簡単です。しかし、湿地でないと出しませんから、後は葉で見極めることになります。なよなよとした葉がラクウショウ、メタセコイアは少々がっしりしていて、一見複葉かなと感じます。