森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

タカネバラの実

2009年12月08日 | 自然観察日記
 スズラン以外にもう一つ赤い実があります。少し離れた花壇の中のタカネバラです。色は赤くても形や付属物がかなり違っていて、種の個性が面白いですね。それにしても「赤」という色の意味は種を越えた大きな秘密をもっているもののようです。
 希少なものを「高嶺の花」といいますが、栽培していて思うのはこのタカネバラは結構暴れ者。性質はなかなか強いものがあります。播種(はしゅ)でも挿し木でも簡単に増えます。こんなに簡単なのになぜ分布を広げられないのか不思議ですね。