森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コウヤマキ

2010年01月02日 | 自然観察日記
 恒例の初詣に悠久山の蒼紫神社に行きました。あいにくの悪天候で例年に比べ人手が少ないようです。公園を横切る裏道を通るとそこには池がありますが、20mはあろうかという大きなマツかヒマラヤスギか(遠くてはっきりしません)強風で頭を池の中に入れて倒れていました。寿命かもしれませんが、倒れこんだ姿が痛々しい。自然の変化は突然にやってくることもあるようです。
 しかし、一方その対岸あたりにコウヤマキの大木がすっくと立っています。日本の固有種で各所に点在しているようですが和歌山の高野山にまとまった群落があるそうです。推定100年樹高15m以上はあるとおもわれますが、こんな大木は長岡ではここにしかないでしょうね。嵐にも負けず真っ直ぐに立っている雄雄しさに新年を祈念しました。