かわいいイチゴ属の花です。ベニハナイチゴというのがあったような気がしますから、たぶんそれでしょう。あいにく実はありませんでしたが赤いイチゴが実るはずです。近年さまざまな品種のイチゴが開発されていて、高級すぎて簡単に口に出来ないものさえあります。各系統の品種を交配させて種子をつくりこれを播種(はしゅ)して新品種を得るという過程ですが、花粉をとって雌しべに交配させたり、実の上につくつぶつぶ(種子)をとって播種するなどということを考えると気が遠くなる話です。高いのも仕方ないのでしょうか。そういう新しい品種を作るうえで、こういう別系統のイチゴも一役買っているのでしょう。