森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

トゥインクルのリップ

2010年01月29日 | 自然観察日記
 オンシジュムの一種トゥインクルというランです。そのリップと呼ばれる唇状の花弁です。この種は突起が何本も出ていて昆虫が止まりやすいように出来ているように見えます。花の中で最も昆虫とともに進化した種がランだそうですが、見れば見るほどその造詣の奥深さに感心させられます。ハナ蜂などがここに止まって、もぞものぞと花の奥の蜜をなめに行く姿を想像すると、植物は賢いですね。でもその賢さはどうやって生まれてくるのか・・・不思議です。