森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤマハハソ

2015年03月27日 | 自然観察日記
アワブキの仲間のミヤマハハソがありました。切通にできた藪の中にそれほど大きな樹ではないのですが白い花をパラパラと咲かせていました。まだ花の盛りには少し早かったようですね。ミヤマハハソに出会うときは名前の通り結構山奥です。もちろん新潟県内にも奥山や山里の周辺で自生しています。葉がコナラ(古名ハハソ)に似ているからとこんな名前になったとか。花序はけっこう大きな房状ですからコナラ類とはまるで異なります。大内宿はミヤマハハソが普通に見られるくらいの奥深い山里なのだと改めて思い知らされます。