薄暗い「春野山の村」の林縁部に緑の花をつけた「クモキリソウ」が静かに端座していた。はじめは、トンボソウかなと思ったが、どうも花の形が違う。ラン科の植物は既成の概念を破る輩が多い。図鑑によっては、「蜘蛛」とか「雲」とか表現しているが、「蜘蛛」のほうがその奇抜さに近いような気がする。
花の色では目立たないが、形の異様さで生き残る戦略を選択したのかもしれない。
林内をよく見ると、「クモキリソウ」が群生しているゾーンがいくつかあることもわかった。あらためて、閉鎖された県営施設(現在は地元NPOが運営)の自然の豊穣を実感することができる。青少年のみならず、おとなにとっても魅力的な場所だ。この自然の豊かさをいかに保全・発展させていくべきか行政も地域も焦眉の課題であることはまちがいない。
花の色では目立たないが、形の異様さで生き残る戦略を選択したのかもしれない。
林内をよく見ると、「クモキリソウ」が群生しているゾーンがいくつかあることもわかった。あらためて、閉鎖された県営施設(現在は地元NPOが運営)の自然の豊穣を実感することができる。青少年のみならず、おとなにとっても魅力的な場所だ。この自然の豊かさをいかに保全・発展させていくべきか行政も地域も焦眉の課題であることはまちがいない。