山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

馬頭観音登場

2009-11-13 21:57:54 | 石仏・石造物
 ははー!! 合掌!
 観音様のなかでは唯一ともいうべき「忿怒相(フンヌソウ)」で、悪を懲らしめる仏として目がつりあがっているが、凛々しい尊顔は好感持てる。石工の気合が伝わってくる。
 頭巾の上の馬の顔が現在では不明瞭で、ハートに見えてしまう。しかし全体的には、めりはりよく彫られ、大切に保存されてきた「板碑型」である。
 馬頭観音に後光(輪光)が彫られているのは珍しいのではないかと思うのだが、いかがだろうか。

 近世から牛や馬の健康・冥福・行路安全等の仏として路傍や街道筋に設置された。なるほど、生活ばかりでなく、「旅」とも関係するのだね。

 天保5年の銘がある。(川崎市麻生区にあったものを多摩区の民家園に移設)
コメント
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