きょう、天竜区の「伝統・郷土芸能フェスティバル」が春野文化センターで開催された。
佐久間町の浦川歌舞伎保存会は、150年前から素人歌舞伎が盛んであったものを平成に復活を遂げたもの。お馴染みの白波5人男の弁天小僧を演じ、山深い過疎の村起こしの気合を込めた上演だった。
それにしても、急峻な佐久間町の山あいで、このような都会の歌舞伎が残されてきたことに感嘆するばかりだ。日本人の文化水準の高さが再認識される。
圧巻は、二俣町の「遠州天竜太鼓・龍勢組」のエネルギッシュな太鼓のリズムだ。十代・二十代の男女が太鼓に向かう迫力がズッシリとした音と共に飛び交う。
しかも、洗練された歯切れの良さの場面展開・構成力は、伝統を革新した斬新なものだった。
太鼓と若者とのコラボはきっと、潜在されているいのちを覚醒させるものがあるように思った。ここに参加している若者はきっと、目に見えない現代の「ベルリンの壁」を突破する力を蓄えているように思えてならなかった。
そんな余韻を暖めながら紅葉の国道へと帰途についたのだった。
佐久間町の浦川歌舞伎保存会は、150年前から素人歌舞伎が盛んであったものを平成に復活を遂げたもの。お馴染みの白波5人男の弁天小僧を演じ、山深い過疎の村起こしの気合を込めた上演だった。
それにしても、急峻な佐久間町の山あいで、このような都会の歌舞伎が残されてきたことに感嘆するばかりだ。日本人の文化水準の高さが再認識される。
圧巻は、二俣町の「遠州天竜太鼓・龍勢組」のエネルギッシュな太鼓のリズムだ。十代・二十代の男女が太鼓に向かう迫力がズッシリとした音と共に飛び交う。
しかも、洗練された歯切れの良さの場面展開・構成力は、伝統を革新した斬新なものだった。
太鼓と若者とのコラボはきっと、潜在されているいのちを覚醒させるものがあるように思った。ここに参加している若者はきっと、目に見えない現代の「ベルリンの壁」を突破する力を蓄えているように思えてならなかった。
そんな余韻を暖めながら紅葉の国道へと帰途についたのだった。