山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

オカリナが響く

2009-11-08 18:59:10 | 行事
昨日の中山間地でのオカリナコンサートの余韻が続きます。
 地元の日本茶インストラクターの指導によって、世界銘茶コンクールで優勝したお茶を賞味しました。10g500円というその春野茶の1煎目の味はお茶の概念を越える甘さのある味でした。2煎目はまろやかな渋みがある旨さでした。3煎目は高級感のある渋みがありました。思わず4煎目をおかわりしたらまだまだ充分な味がありました。しかも、その使用済みのお茶がらにポン酢をかけて食べたら、じつに美味く、ご飯が欲しくなりました。
 孟宗竹の皿に盛られた山菜や刺身こんにゃくといい、竹の手作りのお椀に盛られた麦飯の自然薯といい、高級料亭に出されたようなセンスと食感がありました。それをプロではない田舎の人が担っているのですから、高級料亭を越えているといっても過言ではありません。
 ピュアなハートのAKIRAさんがこめたオカリナと軽妙で深みのある話術のちゃぼさんのギターが、じつに秋の田園風景に溶け込んでいました。
 ここには、過疎という暗いイメージはなく、主催した「春野倶楽部」の自由闊達な心意気とロマンと汗が伝わってきます。人間が劣化した殺伐とした日本にも、まだ希望がわずかながら残されています。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする