山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

初めて出会った「マルバノホロシ」

2020-01-06 18:48:55 | 植物

 寒さが気になるとついつい「おこた」に世話になる。掘り炬燵に足を突っ込むとつい出るのが億劫になり、運動不足に陥る。そのため、運動を兼ねて近くの国道をウォークしてみる。この時期の野外は花も少なく見どころが少ない。と、思いながら歩いていたら外壁の上のほうに赤い実を発見。だいたい、ヒヨドリジョウゴだろうと見当をつけるが葉がどうも違う。葉は切れ込みもないし、ケバケバの葉がない。

  

 こういう赤い実は、ハダカホウズキとかヤマホロシとかに似たものが多い。調べてみると、初めて見る「マルバノホロシ」(円葉・保呂之)だった。つい赤い実のほうに目を奪われてしまうが、葉は無毛、葉のかたちは楕円形で基部がくさび型だった。葉に毛があるか、葉のかたちや基部をしっかり見ることが必要であることを痛感する。

 「ホロシ」とは、乾燥した果実の果皮がぶつぶつになった様子が皮膚にできる湿疹病「ホロシ」に似ているところからついた名前という。今までの経験からは、こうした赤い実の8割はヒヨドリジョウゴだった気がするが、思い込みは避けなければならないね。ちなみに、ナス科の小さな赤い実は毒が多い。冬でも宝を探す思いを持っていれば、きっと出会えることがあることを教えてくれた「マルバノホロシ」だった。ありがとう。

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