春野町の天狗の巨大な面がある春野文化センターの傍らで、たまたまアサギマダラの立て看板を視た。わが家にも2年ごとに発見することもあり、前々からアサギマダラを呼び寄せようと「フジバカマ」を栽培したこともあったが、いずれも失敗の連続だった。
看板の隣には10本以上のフジバカマが植えられていた。季節柄枯れてはいるが写真からはここにアサギマダラが来たことがわかる。2011年10月10日に和歌山県から放蝶したものが、2011年12月31日に香港で捕獲された。これが2500kmの日本記録となっているという。わずかにしか植わっていない食草をどうやって見つけてるのかが不思議でしょうがない。
中継地は、大分県姫島や奄美の喜界島が有名だが、海の上で漂いながら休憩している姿も目撃されている。食草のフジバカマ・ヒヨドリバナ・キジョランなどをなんとか栽培したいものだ。わが畑にやってくるアサギマダラを見るたびに「食べ物がなくてごめん」とつぶやくのだった。実際、死体となったアサギマダラを何回か見つけたこともあった。長距離飛行をなんとか快適に過ごしてほしいものだ。(画像の地図は、web「アサギマダラの不思議な旅」から)