堆肥置き場の肥料を畑に撒くのも2年ぶりだろうか、その堆肥を畑に撒きながら思う。生ごみやバイオトイレからの肥料はせっせとやってきたが、肝心の堆肥づくりは本格的ではなかったことを思い知る。肥料を買うことは抑えてはいたがそれでも安易だった。本来なら毎年堆肥を作らなければならない、と。あらためて堆肥づくりを、つまり畑の土壌づくりを真剣に取り組んでいなかったことを痛感する。土こそ野菜作りの基本であることを頭ではわかってはいたが、それをおろそかにしていたことを反省する。
ということで、堆肥置き場を庭から畑の直近に移動することにする。そのためまずは堆肥枠を作りだす。そこで大活躍したのがいただいていた廃材だった。垂木がなかったので湿気た板を使う。久しぶりに電動の卓上丸鋸を始動する。
さらに、駐車場の屋根として使っていたポリカ波板の廃材があったので、これを板と共に枠の基本とする。しかし、波板のビスがないことがわかり急遽ホームセンターに買いに行く。部品としては環境に優しくないのがわかったが解体のときは丁寧にすることを条件に作業を始める。
しかしあっという間に、箱入りのビス96個を使ってしまい翌日ホームセンターに買いに行く。囲い枠としては4枚だけなのにけっこう材料も部品も使うことがわかった。廃品を集めれば簡単にすぐ作れると思っていたが、波板ビスをはじめ板だけでも20枚近くも消費する。とはいえ、すべて手持ちの廃材で確保できそうだ。捨てる文化にあらがってきたがこういうときに廃材が役立つのが小気味いい。