小雨のきょう、久しぶりに買い出しに出かけたスーパーの駐車場で、見慣れぬフロントロゴの車を発見。最近ではなかなかレアなロゴとは会わないでいたところだった。その車のロゴには「C」が基本らしかったので、これは「カローラ」だろうと見当をつける。
よく見ると「C」の英字の上に「X」が3個乗っかっている。「X」を乗せるとはデザイン的には冒険だろうが、その意味がよく分からない。
そう言えば、10年ほど前にはカローラを乗っていた(現在はスズキの軽ワゴン車)が、当時はエンブレムには興味を持っていなかったので想い出せなかった。ようやくにして「C」のなかに1本のラインがあったことがわかってきた。
それに至るには1955年に販売した「クラウン」が「冠」の意味の高級車だったことを引き継ぎ、1966年には「花冠」を意味する大衆車を生産した意図があったらしい。両者とも頭文字が「C」がつく。(画像は「みんなのカーライフ」webから)
まだ出会っていない上の画像のエンブレムは、「C」の上に五弁の花びらがあるこちらが先に生産したのか、または「X」のほうが先かはわからない。デザインとしては「X」より花のほうが女性にはいいし、花篭のなかにあるような暖かさがある。(画像は「マガジンcarturn」webから)
カローラは販売開始から現在までトヨタを代表する代表選手だ。国内の販売台数でも車種別でトップを占めてきた有力選手でもある。その意味でも、エンブレムの変遷が洗練されてきたデザインであるのを感じさせる。