ほんとうは、収穫を終えたブルーベリーに「お礼肥え」を9月頃するべきだった。それを何とか重い腰をあげて二か月遅れで追肥する。恥ずかしい。言い訳すれば、ブルーベリーの周りの雑草の草取りから始めなければならなかったのでついつい後回しにしてしまったのだ。収穫した実はちゃっかり食べてしまったのに。そのほとんどの苗は、今年亡くなった畏友セニョールさんからのいただきものだった。申し訳ない。
ブルーベリーの草取りにちんたらしながら4日間はかかってしまったが、熟成木材チップの肥料をたっぷり施す。これもほんとうは、枝の先端の範囲を輪状に撒かなければならないのについ直下の根っ子に撒いてしまった。慌てて焦るとこういうことになる。ヒコバエの一部は根切りもした。よく見ると、根っこが周りにけっこう伸びている。成長はゆっくりだがしっかり大地を捕まえている。肥料過多が今度は心配になる。ぐーたら農法は相変わらず右往左往の前途多難だ。セニョールさんの愛情に甘え過ぎてしまった。そうして、ときおり先輩の叱咤激励が心の底から聞こえるよ。