裏山にあったほだ木にナメコがなっていた。ここ数年、ほだ木を代えていなかったのでもう細い老木となっていて量は少ない。それでも、なんとかナメコらしいかわいい芽を出してくれていた。二日後には傘がだいぶ開いてきたのがわかる。
往年の四分の一くらいの収穫だったが、原木栽培はどうしてもゴミがついてしまう。これを除去するのがまたひと手間かかる。冷たい水道水で傘についたゴミを一つずつ取っていく。暖かい日はいいが、寒風吹きすさぶ日はまさにブルブルと震えてしまう。
そうしてやっと、きれいなスッピンとなる。ヌメリは胃炎や癌の予防に効果あるという「ムチン」が含有されているらしい。だから、ヌルヌルを採りすぎないよう注意する。感染症にもいいらしいから、時節柄効果的かもしれない。
一昨日の焚き火会で残ったうどんに汁を足してナメコをさっそく入れる。冷え込む夜の食事にピッタリ、いただきまーす。なお、桧や杉の木でもおが屑・糠・水・ナメコ菌をブレンドしたものを輪切りにスライスした杉・桧で挟んでも栽培できるらしい。桜の樹が入手できなかったらこれでいこう!!