山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ボケの残したものは

2020-11-22 21:19:35 | 植物

 わが家の入口に小さなボケの樹がある。周りの茂みに囲まれて生育はよくない。そのため、不定形な樹形となって邪魔になるので、つい強剪定の対象になってしまう。しかしそんな仕打ちをされながらも、木の根元には黄色いカリンのような実が落ちていた。

         

 ボケ(バラ科)の実の生食は聞いたことがない。まずは実を半分に切ってみる。すると、真ん中にリンゴの種のような粒がきれいに並んでいた。この種をなんとか撒いてみようと思う。これから、となりの茶畑の跡に植えて伸び伸び育ってほしいと思っている。実生だと時間がかかりそうなので、挿し木を挑戦しようと思っている。花はなんとか赤っぽい橙色を咲いてくれるはずだ。

      

 似た仲間に「クサボケ」という日本産の「樹」がある。はじめはこれじゃないかと思っていたが、葉の形や実の大きさや棘の多少などから、わが家のは中国原産の「ボケ」と判断した。やっと、ボケと向かい合うことができたような気がした。   

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