枝豆を収穫する。枝豆栽培は、ホソヘリカメムシの絶好のえさ場になるのでトンネルの防虫網をセットしている。防虫網を外す時がドキドキの瞬間だ。今年は無事成功したが、毎年様子が違う。一部にねずみらしき侵入者が枝豆で宴会をやっていた形跡があり、殻が多数転がっていた。
枝豆の両端を切って茹でるが、塩の浸入効果を期待する。食べ出すと止まらなくなり、ついに夕飯の主食となる。農水省によれば、大豆は豆類、枝豆は野菜類として分類されるとのこと。えっ、どういうこと?? つまり大豆は乾燥して売られるが、枝豆は生鮮なうちに売られるからだという。なーるほど。
江戸時代では、枝付きで茹でた枝豆を売る「枝豆売り」が人気だったという。それが今や、和食の人気ランキングでは、寿司・枝豆・ラーメンが御三家となっていて、世界語「edamame」の誕生というわけだ。栄養も抜群で、ビタミンB1・ビタミンC・葉酸・タンパク質などが豊富。アルコールを分解して二日酔い防止に貢献するので、枝豆にビールの組み合わせは理にかなっている。
そんなことを感心している間に、手と口は動きっぱなしで、あっという間に完食してしまった。