先日、友人からプリマスロックの卵をいただく。放し飼いで育てているだけに殻は固い。わが家は玄米に雑穀を混ぜたご飯を常食にしているので、シンプルに卵かけご飯にしようといただく。卵の黄身はふつうの卵よりキハダ色というか、レモンイエローというか、やや薄い黄色だった。しかし、生命力あふれる張りが輝く。
醤油をかけてかき混ぜる。そして、口に入れ込むと懐かしい触感が脳髄を刺激する。一流シェフの作品のような触感だ。あっという間に、完食してしまう。ワサビに味付けのりで食べたらもっとオーケストラになるかもしれない。おかわりをじっと我慢して余韻に浸る。
プリマスロックはアメリカ原産のニワトリだ。名前はマサチューセッツ州プリマスに由来する。卵・肉兼用種でブロイラーもうまいそうだが食べたことはない。白と黒との横縞模様が特徴だ。夏バテ気味になっているので次は、自家製の梅干し・赤しそをちょっぴり入れて食べるのもいいかも。秋には明太子にイクラを混ぜて食べるのもいいかなー、と次々妄想が浮かんでくる。醜い全国・国際ニュースの連続でストレスが蓄積気味のなか、気分を変えて卵かけご飯を堪能していきたいと思うばかりだ。