春野町犬居城の麓に芭蕉の一番弟子「榎本其角」の句碑がひっそりと建っている。
「かし鳥に杖を投げたる麓かな」
其角が晩年のころ、秋葉神社参詣の帰りにこのあたりを歩いて詠んだ句のようだ。
同時に、「合羽着て鹿にすかるやあきは道」という句も残している(『五元集』)。
「かし鳥」はカケスの別名で、どんぐりのカシをよく食べるので「樫鳥」というらしいが、ものまねが上手である。
句の意味はわからないが、カケスの声色で馬鹿にされて思わず杖を投げたのかなと解釈したが、真意はわからない。其角の句は難解で有名だ。
「かし鳥に杖を投げたる麓かな」
其角が晩年のころ、秋葉神社参詣の帰りにこのあたりを歩いて詠んだ句のようだ。
同時に、「合羽着て鹿にすかるやあきは道」という句も残している(『五元集』)。
「かし鳥」はカケスの別名で、どんぐりのカシをよく食べるので「樫鳥」というらしいが、ものまねが上手である。
句の意味はわからないが、カケスの声色で馬鹿にされて思わず杖を投げたのかなと解釈したが、真意はわからない。其角の句は難解で有名だ。
芭蕉の右腕で、江戸の中心人物だった「其角」が晩年の頃、秋葉神社・犬居コースを歩いたというのは、意外に知られていないかも。破天荒の「其角」が若くして亡くなる前に秋葉神社に参拝したという史実は、貴重ですね。江戸からここまで歩いたわけですから、昔の人の健脚ぶりには頭が下がります。
犬居コースが一つ膨らみましたね。