山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

赤い月を希望の月に変えられるか!?

2021-11-19 22:13:04 | 風景

 きょうは、月が地球の影にはいってしまうという部分月蝕の日だ。買い物帰りの夕方18時15分ころの月をデジカメで撮る。わずかに赤い月が確認できた。そのうちすぐ雲に隠れてしまった。ネイティブアメリカンはこの月をビーバーの毛皮を捕獲するために罠を仕掛けるころなので、「ビーバームーン」と呼ぶそうだ。

    

 21時前に玄関前からフルムーンになった月をとらえる。きょうから、12月4日の皆既日食、12月19日の満月に至るひと月を「蝕の季節」と呼んで、占星術では今の運命が劇的に変わるきっかけとなる月間ととらえるらしい。そういえば、大谷翔平がMVPを獲得したのも、また、立憲民主党代表選挙に4人が立候補演説したのもきょうのことだった。

               

 月と言えば、足利義政を想う。隣で戦乱があり、権謀術策や裏切りが横行する命がけの時代。いつ殺されるかわからない不安を抱えながら月を見るための銀閣寺を建立しそこに逃げ込む。

 「くやしくぞ すぎし浮世を きょうぞ思ふ 心くまなき 月を眺めて」と吐露する。

 その「くやしさ」は、現在に通底する日本文化を育んでいく。月は尖った心を癒していく存在だった。それを現代では月も利潤拡大の市場とする場にしてしまった。宇宙飛行士がもてはやされるが、その背後の宇宙ビジネス・宇宙争奪戦争という背景を見抜かねばならない。

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