台風18号は日本列島を縦断しようとしている。
昨夜からの雨は隣の山側の地域では崩土を起こし、通行止めの防災放送があった。
何人かのかたから心配の連絡をいただいた。
ありがたい。
無事です。
裏の畑の道は小川となってしまった。
道にはみ出ていたズッキーニは川の餌食となった。
道草山から流れてくる雨水は、畑を通って隣接の道路へと流れる。
その量たるは想像を超える迫力がある。
こうして道路は川となった。
濁流ではないので小川のせせらぎを聞くような余裕が持てるのがうれしい!?
全国的には被害が拡大しているが、「人間は自然の一部である」という古来日本のつちかってきた思想の風化に、水を差す台風事情のような気がしてならない。
東京オリンピック決定と富士山世界遺産認可とに湧く内実が、経済効果ばかりを歓迎するのは、戦後日本がたどってきた道そのものだ。
宮崎駿がいのちがけで問いかけている日本人の「失ってきたもの」を再構築しなければならない。
都会ではなく自然災害のそばで生活する意味もそのへんにあると思うようにしている。