山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

秋葉古道のたたずまいを行く

2014-11-16 21:40:37 | 旅行・散策
 天竜の秋葉ダムを起点に「空(ソラ)集落」をめざして「森林散策会」を行う。
 午前中は震える寒さだったが、集落にさしかかったころには汗ばむ暖かさだった。

   
 道路途中のガードレールは木製だった。
 裏側は鉄板で補強されている。
 ほんの短い距離で残念だが、天竜らしい「木」づかいが素晴らしい。

                      
 歩いて間もなく「神変大菩薩」と書かれた大きな祠があり、中を覗いてみると「役行者」の石像があった。
 さすが秋葉神社本宮への古道にちなんだ修験道の道だ。

    
 
 急坂を登っていくと点在する集落があり、人間の営みにたどりつく。
 今では珍しい茶樹の角刈りがあり、モノレールがあるのも急峻な地形に住む厳しさを表現している。

                     
 途中の道側に「山の神」が出会ったが、お宮の手入れがなかなかできない事情が見て取れた。
 往時は山仕事が主要な産業であったことだろう。

   
 道端の所々に「フウトウカズラ(風藤葛)」が多く見られたが、そこには小さな赤い実が隠れていた。 
 コショウ科だが、香辛料にはならないという。
 また、名前は中国の似た植物にちなんでシーボルトがつけたという。

            
 帰り際、桜の枯れた樹の根元に「ナラタケ」がびっしりついているのを発見。
 下見ではわからなかった出会いがあったことがうれしい。

 午後に、散策会の運営をしている森林コーディネーターの「養成講座」についての打合せを行政のかたとともに行う。
 これは行政・市民との協働事業の画期的な一歩でもあると思う。

        
      
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