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近所の国道のカーブに集落のゴミ収集ボックスがある。そこは直角に曲がるカーブ2か所が続いていて、バイクの転倒など交通事故が多発していて、大型車がその付近に駐車しているとよけいに危険という声が大きくなっていた。そこで、集落としてそのごみ収集ボックスを道路の向かい側に移転することになった。まずは、移転場所の整地だ。ぬかるみのある場所なので、自前の重機でならしていく。
移転場所は近いので人力でやるのかと思っていたが、なんとさらにリフトカーもやってきて、あっというまに移動してしまったのだった。業者に頼むのではなく自前で無償でやってしまう「地域力」が発揮される。このあたりも都会とは違う地域の「結」(ユイ)の知恵が生きている。
土台としたブロックも自前で用意してくれたし、砂利も用意された。すべて言われるのではなく自前でやっていくところが中山間地の「すごみ」だ。これで安全がまずは確保される。過疎の深刻な瀰漫(ビマン)が広がるなか、牛歩の改善だがこうして一歩を踏み出すのだ。この一歩に次の小さな希望が見えてくる。