先日、浜松市内で角型の消火栓蓋を発見。黄色地にしているのは新しいのかもしれないが、デザインがレトロな感じがする。周囲に一重の水玉模様というシンプルなデザインを配置し、その中央に斜め格子模様があり、下側に「消火栓」の文字がある。消火栓の文字の上方の枠には、自治体の名前が入ることが多いはずだったが、なぜかここは空欄で格子模様だけになっている。
掛川市の例では、「消火栓」の上に市名があり、さらにその上に「市章」がほどかされている。これがよく見られるパターンなのに、今回発見した消火栓蓋には、市町村名も市章もない。きっと理由があったに違いないがそのへんの事情がわからない。浜松市との合併問題が予測され、あえて入れなかったのかもしれないと勝手に想像する。こんな道路の蓋にも風雪の歴史があることを予感する。(掛川市の蓋は、日本マンホール蓋学会HPから)