白菜の種蒔きをしたものの、陽当たりが悪くなかなか芽が出なかった。先月末、なんとか芽が出たのであわてて畝に定植する。今月に入って山間部らしく霜が降りそうな寒さが続く。そのため、またもやあわてて刈り取ったススキを周りに漉き込む。また、いただいたわらも併用する。
さらに、幅の広い傍観用の不織布がなかったので、手持ちの薄い布を掛けてべた掛けもどきとする。プラポールのトンネル支柱を縦横に配置してみる。来年には結球するのだろうか、まったく自信がない。まずはこの冬を乗り越えることだ。
そして、畝の周りに抜根した茶樹を配置して重しにし防風と防寒を兼ねる。結球した時の白菜の紐縛りや収穫のときはこの茶樹は邪魔にはなるが、踏みつぶしてそのまま肥料にもしようという魂胆だ。うまくいけば白菜漬けできる量がほしいと今から皮算用する。
白菜は日清・日露戦争の頃から苦労しながら栽培されたらしい。つまり歴史としては新参者だった。白菜は日本の伝統野菜のように日本人の暮しにすっかり浸透していると思い、意外だった。先人たちの栽培の奮闘を心して舌で確認したいものだ。これでなんとか冬越ししてくれ、頼むぞ白菜!?