昨日のウィングエンブレムをさらに誇張したものに、ゴールド・イーグルをボンネットにあしらったジープがある。戦前は米軍用車として運搬・偵察・救急にも活躍した四駆だ。それが戦後、民生用として売り出されたのがCJ(civilian jeep)として強靭なオフロード車となった。
アメリカの国鳥である「ハクトウ鷲」は、生態系の頂点としてアメリカらしい強靭なパワーを誇示する。大統領府やFBIをはじめ国章としての権威を象徴する。B・フランクリンは道徳的手本として好ましくないとして国章に採りあげることに反対した。つまり、餌を横取りしたり、小さい鳥から逃亡したりする小心者だからだという。
ネイティブインディアンもハクトウ鷲を尊敬しその羽根をつかって正装したり儀式に使う。合衆国とのその折り合いが面白い。
さすがに、羽を広げた鷲の大雑把なデザインは採用されなくなったが、ジープブランドはいまだ内外に人気があり、アメ車の部品専門店も用意されている。戦後間もなくのこれら中古ジープは200万円前後で販売されているようだ。
つまりブラボー見たいな頭です。白毛は鷲よりずっと少ないですけど。
ちなみにGolden Eagle の和名は狗鷲(イヌワシ)です。日本では最大の鷲ですが植物の命名法に則って(矢羽根に使えない)役に立たない鷲の意とする説もあります。
狗鷲は陸鷲で白頭鷲や尾白鷲は海鷲の仲間です。双方の生態が違うのは事実ですね。
狗鷲は北米を含めて北半球に多くの亜種がいますが日本の亜種は絶滅危惧種になっていますよ。
小生の浅学菲才の衣を見せてしまったブログでしたね。指摘の明快さにぎゃふんです。言い訳をあえて言えば、要するに西欧の征服欲・攻撃性が鷲のエンブレムに出ているのではないかという、きわめて狭い感情的なヘイトクライムだったかもしれませんね。
しかし、ヘイトは書いている間は脳内に興奮物質ダダ漏れで楽しいものです。
かく言う小生も300本足らずのブログの中に2,3本、いや3,4本、うーん5,6本(以上)のヘイトめいた文章を含ませて出稿しております。小生の場合はオチョクリ(ユーモアベースのからかい)を心がけていますが、これはこれで難しい。