山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

オカトラノオ

2009-06-19 19:00:39 | 植物
となりの荒地の「雑草」にまみれて「オカトラノオ」が咲いていた。
その存在そのものが絵になる気品にあふれている。
しかも、こうべを下げている謙虚さがまたいいね。
いつ見ても、そばに寄らずにはいられない魅力があるのだ。
 荒地の中にすっくと胸を張っているのがいい。
野の花の模範になる花と言えよう。
政治家も経営者もオカトラノオから学べば、もっと魅力的な社会ができていたに違いない。
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クモキリソウ

2009-06-18 22:07:49 | 植物
薄暗い「春野山の村」の林縁部に緑の花をつけた「クモキリソウ」が静かに端座していた。はじめは、トンボソウかなと思ったが、どうも花の形が違う。ラン科の植物は既成の概念を破る輩が多い。図鑑によっては、「蜘蛛」とか「雲」とか表現しているが、「蜘蛛」のほうがその奇抜さに近いような気がする。
 花の色では目立たないが、形の異様さで生き残る戦略を選択したのかもしれない。

 林内をよく見ると、「クモキリソウ」が群生しているゾーンがいくつかあることもわかった。あらためて、閉鎖された県営施設(現在は地元NPOが運営)の自然の豊穣を実感することができる。青少年のみならず、おとなにとっても魅力的な場所だ。この自然の豊かさをいかに保全・発展させていくべきか行政も地域も焦眉の課題であることはまちがいない。
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カキノハグサ

2009-06-17 21:48:05 | 植物
暗い林内にオレンジ色を輝かす花が「春野山の村」にあった。
色合いも黄色から橙色・鮮紅色と微妙に変化がある花だった。
にもかかわらず、図鑑にもなかなか載ってなくて、気になっていた。
園芸種か外来種かと睨んでいたが見事おおはずれ。
どうやら、東海地方と近畿地方だけに生息する「カキノハグサ」(ヒメハギ科)という名前だったことがわかった。
 以前は人里近くに見られていたらしいが、現在急速に個体数が減ってきて準絶滅危惧種に指定する自治体も出てきた。
 その鮮やかさからは日本固有種というのが不思議に思わせるくらいモダンだ。
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ナス初収穫

2009-06-16 19:37:03 | 農作業・野菜
今年初めてのナスの収穫。去年は近所の長老Fさんから長ナス2本の苗をいただいた。
 今年は3本苗を購入して挑戦。本日初収穫となった。まず1っ個。
 最近、またまた近所のMさんから長ナスの苗4本をいただいたので、今年はうまくいけば食べきれないくらいになりそうだという皮算用。

 さきほど雷雨があり、停電もあった。停電になると、電気のありがたさが身に沁みる。一寸先が見えなくなる恐怖をときどき味わう田舎暮し。生きる原点を戻してくれる中山間地での生活。何に向かって生きるべきかを迫られる日々だ。
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うどんこ病

2009-06-15 22:09:48 | 農作業・野菜
サヤエンドウとスナックエンドウは、ほぼ一日おきくらい収穫させていただいた。おかげで、野菜を買うという行為がなくなったくらいだった。ただし、同じ食材を毎日のように食べ続けるのですが。
 そろそろ収穫が後半になってきたこのごろ、白い粉のようなものがエンドウの葉に蔓延してきた。密植が原因らしいが、焚き火でいくらでも出る草木灰を撒いたが、効果はわからない。
 虫に悩まされ、次に病気にやられ、野菜作りはじつに複雑で奥が深い。人間の都合ばかりが通らないのは、自然の摂理か。
 だが、二年目の畑の総体としては、石のように硬かった土壌が少しずつ柔らかくなってきて、有機農法の効果が着実に現れているような手ごたえを感じている。
 そんな思いできょうも少しの草取りに励むのだった。
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ササユリ

2009-06-14 15:39:13 | 植物
地域のあちこちに「ササユリ」が咲いています。
ササユリをしっかり見つめると、花言葉が「清浄・上品」と言われるようにその清楚な気品にドキッとしてしまいます。
 しかし近年、減少しているようです。間伐などがしっかりやられていると、林内に光が入り、芽生えが促進されますが、放置林が多くなるとササユリの芽生えができないという関係があるようです。
 しかも、子孫は球根ではなく、種からだそうで、芽生えに2年くらいかかってしまう晩生のユリだそうです。
 だから、美しさに磨きをかけていると言うことなんですね。軽佻浮薄が時代を凌駕するなかで、このササユリの気品が訴える品性を私たちは学ばなければならないですね。でないと、政治も経済も文化も人間も品格を失ってしまいますからね。
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イモリ(赤腹井守)

2009-06-13 19:57:10 | 生き物
家のすぐ近くの水溜まりに「イモリ」がいた。
昔からイモリとヤモリをよく混同していたものだ。
埼玉の某村長のいうとおり、漢字で書けば、井戸を守る「井守」、家を守る「家守」とわかりやすい。
 もっと言えば、皮膚呼吸のため水が必要な「両生類」のイモリ。
 肺呼吸のため乾燥している壁が好きな「爬虫類」のヤモリ。
と言われると、「まいりました」と頭を下げてしまう。

 イモリの赤腹には、フグと同じような毒を持っているそうだ。「準絶滅危惧種」に指定されているほど、いまでは貴重な存在だ。

 俗説によれば、イモリのオス・メスを竹筒の節の左右にそれぞれ入れると、三夜のうちに節を破って交合するという。そこから、イモリの黒焼きの粉末が媚薬として販売されていたらしい。「もてない」からといってイモリの黒焼きをくれぐれも食べないようにね。
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コガネグモ

2009-06-12 20:56:37 | 生き物
虫をねらう「コガネグモ」がサヤエンドウに巣を作った。
模様を見ただけで相手は恐怖を覚えるのだろうか。ニヤッとしてしまうのか。
鹿児島県加治木町では6月の第三日曜日「クモ合戦」をまちをあげて行う伝統行事がある。その主役が「コガネグモ」だ。ずいぶん前にテレビで放映されたことがある。おとな(名人がいる)も子どもも参加しているのがいい。
 「コガネグモ」は獰猛なんだよきっと。
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間引き大根

2009-06-11 19:57:01 | 農作業・野菜
失敗ばかりじゃないよ。
大根は順調です。昨年は霜にやられたりして散々でしたが、いまは葉が生き生きしているのがわかります。いのちが充満しているっていう感じです。
 間引きした大根の葉をフライパンで炒め、ちりめんじゃこを入れて出来上がり。
 おちゃわん一杯分をほおばり、主食の座をねらう「まいう」でありました。
 採り立てのしゃきっとした感覚がしばらく頭を離れません。
失敗ばかりじゃないよ。ベイビー!
いいことって、そのうちにやってくるのさ。
ケセラセラで行こうぜ、ベイビー!
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コマツナ全滅

2009-06-10 17:56:32 | 農作業・野菜
プランターで慎重に育ててきた「コマツナ」はついに全滅。
昨年に引き続き惨敗となった。
 寒冷紗でコマツナを覆ったが、すきまが少しあったのは確かだ。が、まさかそこから昆虫が侵入し、黒い幼虫が生まれるとは思わなかったのが敗因。
きっちりできない性格はなかなか直らない。
しっかり、コマツナと向き合わなければならないんだな。
 懲りるまで挑戦してみるよ。
 それにしてもしのちゃんの言うとおり、いのちのパワーってすごいもんだな。
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