山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

東京だよ おっかさん 2

2009-12-18 09:17:38 | 旅行・散策
 静岡の「道草庵」から見た風景は、360度山のパノラマだ。だから、自分が立っている所が展望台になる。
 東京タワーの展望台から見た風景は、まさしくコンクリートジャングル。
 これが同じ日本だというのがなかなか理解しがたい。
 
 東京タワーそのものを否定しているのではない。むしろ、そこにこめられたロマンや技術水準や建設労働の困難ドラマなどは、注目に値する。そこをもっとアッピールすべきで、お客の財布を搾り取ろうとする経営感覚が気に入らないのだ。

 さて、この展望台の風景に見られるコンクリートジャングルでの幾万の人間ドラマがあったことだろう。しかし、そこでの人間はしあわせを入手できたのであろうか。むしろ、「建物」や「もの」が「豊か」になればなるほど、人間が劣化してきている気がしてならない。「坂の上の雲」の司馬遼太郎さんよ、日本の欧米化・立身出世の努力の行方をどう考えていますか。
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東京だよおっかさん 1

2009-12-17 20:06:10 | 旅行・散策
 京都ではなく埼玉生まれの和宮は「東京タワーをまだ見たことがない」とかねがね言っていたので、ついに念願を実現しました。
 武兵衛も○十年ぶり。

 日本の高度経済成長の象徴でもあり、活気のあった東京タワーは、今の日本をどう見ているのでしょうか。
 私は、貧乏人が突然成金になり、薄っぺらな金満文化に埋もれている雰囲気をそこから感じてしまいます。その意味では、当時も今も実は根底のところではかわっていないのではないかというのが率直な感想です。

 展望台からの風景からは、緑を探すのがやっとです。無政府状態のコンクリートビルの乱立は、豊かさの反映なのでしょうか。
 まちの景観美を忘れた建築家・行政マンの犯罪なのではないでしょうか。それは、針葉樹ばかりの人工林を植えて反省のない森の風景と、本質的には根っこは同じではないかと思ってしまいます。
 つまり、過疎・過密を生み出した根っこは同じなのではないかとつくづく思います。
 ちょっと、ペシミックな見方になってしまいましたね、おっかさん。
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草取りまだあり

2009-12-16 12:31:58 | 農作業・野菜
 芝生状態だった雑草を和宮といっきに除去する。
 それでも、一日近くかかるのだから、雑草の威力はすごい。
 生きるエネルギーは冬でも健在だ。

 ワケギは、雑草のせいか寒さのせいか、葉の先端がやや黄色くなっている。
 もっと早くやればね。あわてて、ススキを刈り取って畝に敷いた。

 天気がくもってくると、さすが寒さが身に沁みる。ブロッコリーはわきめを出していまだ食卓を飾ってくれるのが心強い。感謝しながら摘み取っている。
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梅の植栽

2009-12-15 18:23:53 | 農作業・野菜
 草茫々だった荒地が拓かれ、土中の大石も取り除かれ、いよいよ、梅4本の植栽へと実現に至った。筋肉痛はますます治らずだが、まずはよしよしとする。
 ただし、石がごろごろ、土壌も最悪なので心配はつきない。
 いまある力量では最善をつくしたつもりなので、梅の生命力が頼みだ。
 春になったら、もう少し手をかけるから、それまでこらえてくれよな。

 土から掘り出された石がちょうど腰掛けるのにいいのだ。石にも出番が必要だよね。小さな石は、「歩道の砂利」用にするつもり。自然界には無駄がない。

 近くの製材所で、薪用の端材とバイオトイレ用のおがくずをいただいてきた。
同時に、火災にあって部分的に焦げた枕木も少しいただいた。それにしても、枕木がこんなに重いとは思わなかった。磨いてガーデニングに使おうと思うが、いつになるやら。
 
 
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石と取り組む

2009-12-14 19:30:08 | 農作業・野菜
 割っている石を取り出すには、その奥の石を出さないとだめなことがわかった。
 隣の師匠も応援に来てくれて、長い鉄のバールを持ってきてくれた。
 ツルハシで奥の石をほじくってから、そのバールで石を少しずつ移動させながら、穴から地上へと排出できたのだった。二つの穴から出た石はとても一人では持ち上げられない大きさだ。万歳!!
 このバールがあれば少しの力で石を動かせるのがわかった。
 こうして、一週間にわたる石との格闘はとりあえず大団円となった。
 教訓。あきらめず、目の前のことをほじくれ!
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土ととりくむ 3

2009-12-13 18:08:07 | 農作業・野菜
 蒸かし芋の昼食を食べてから、「焼け石に水」をかけて、石を割った。
 たまたま、ノミがあったので5寸釘を打つように念じているうちに、ポロリと割れたのだった。しかし、それからはなかなか割れないので、隣の穴のやはり大きな石を割ることにした。
 それもなかなか割れないので、ハンマーで直接石を打ったところ、少しずつ剥がれていった。
 以前、セニョールさんが、言っていたことを思い出したのだ。「石には割れる筋のようなものがあるんだ」と。なるほど、そんな気もしてきたのだ。不可能を可能にする。「できそうもないことをできるようにする」ってことを初めて挑戦したように思う。それほど、わが人生はチャレンジがなかったのだと、反省しながら、石を叩いたのだった。合掌!!
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土ととりくむ 2

2009-12-12 20:54:06 | 農作業・野菜
 気を取り直して、穴の石に向かう。励ましをいただいたコメントをバネに石と対峙する。これをどけなくちゃ、梅が育たないんだ。根っこを伸ばす環境を作りたいんだと、石に心で語る。だが、その石は一人では持ち上げられない大きさだ。
 そういうときは、芋を食らうことだ。穴の石の上で火を焚いて、蒸かし芋を昼食にしたというわけさ。うららかな日ざしのなかで芋を食べるなんて最高の贅沢だ。
 それで、熱くなった石に水をかけて石を割ろうという作戦だ。
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土ととりくむ

2009-12-11 19:37:40 | 農作業・野菜
 昨日のこと、荒地を掘っていたところ、またまた大きな石に出くわした。
 周辺にころがっている石はこの穴から掘り出したものだ。
 なんどもあきらめかけたが、畑にふさわしいものにするには、開拓者精神を必要とする。掘っても掘っても石だらけ。
 こんなところに新たないのちを植えるには、新たなスピリットを注入しなければならない。ちょいと、つらーい。
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雑草は冬でも元気

2009-12-10 21:13:26 | 農作業・野菜
 日当たりの良い畝では、雑草天国となっている。
 手がまわらない武兵衛をしりめに、雑草ことホトケノザは種族繁栄を謳歌しているわけだ。
 タフで丈夫なワケギやニンニクもさすが、おされ気味である。
 この畝は、スポーツマンのツグちゃんが朝飯前に持ち前の馬力で開拓してくれたものだ。
 芝生状態のホトケノザにため息が出るばかり。
 土のなかにこれほどの種があったということだな。ただ、感心するのみ。
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過疎克服

2009-12-09 20:28:37 | できごと・事件
 広報「はままつ」今月号が、「田舎を知り、田舎を楽しむ」特集でした。
 浜松市の約7割が、中山間地といわれる過疎化・高齢化地域です。
 この地域には336の集落があり、65歳以上の高齢化率が50%を越える集落が102あり、さらに25集落が高齢化率70%だそうです。
 この活力アップのための動きはあるものの、やはり、地域のキーパーソンを行政や地域が掘り起こし、つなげていくパワーが今ひとつという感じがよそ者の私にはします。2年足らずの過疎生活でさえも、キーパーソンはいると実感しました。しかし、それを線へとつなげる人が少ないように思えました。
  こういうときは、行政の出番なのです。建物から出て、地域回りしなければ人材は見つかるわけはありません。私が参加した「森林コーディネーター講座」は、行政主導でネットが形成されました。それは行政マンの情熱が人を動かしたのです。それに初対面の住民が呼応したのです。それがますます意気軒昂で、私もその末席にいさせていただいています。顔ぶれを見ても素晴らしい人たちです。
 こうしたパワーをもっと上手に行政がかかわると、さらに大きなことができるのになーといつも思います。
 さて、春野町に13の廃校があり、その利活用をしたい人を募集しています。都会に住んでいるあなた、応募しませんか。
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