山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「シシ神」わが家に初降臨か!?

2019-05-11 19:32:24 | 生き物
 手つかずにいた6本の畝に肥料を入れ込み、耕運機に活躍してもらった。これをやっておけばトウモロコシ・カボチャ・キュウリなどの夏野菜を植え付けることができる。そこでせっせと肥料を運んでいたら向うからシカらしき動物が来るではないか。お互いにハッと立ち止まって見合ったのだった。なんと、わが畑にやってきたのはニホンカモシカだった。

             
 そのうちに、ゆっくりとカモシカは山の方面に帰っていった。「しょうがねえなー」という顔を残してUターンするカモシカは、子どもというより青年の顔つきだった。今まで、カモシカに遭った場所は近くの国道とか山中だった。こんな近くで出会ったのは初めてだった。


              
 夏のような照りつける日差しを受けて、水分補給をしようと家に戻ろうとしたところ、なんと裏山の「道草山」に動くものが。あのカモシカがわが小さな山に登ってまわりの若葉を食べているではないか。ほんとうは草刈りしなくてはいけないがとてもできないのが幸いしてか、カモシカの口の高さに丁度ほど良い雑草の高さ。


   
 ここでもう一回お互いが見つめあう。あわてて和宮様を呼んで間に合った。そんな人間のあわてぶりを不思議そうに見守るカモシカだった。その顔つきは人生を達観している?いや世界を達観している表情だ。「もののけ姫」に出てくる「シシ神」の雰囲気を醸し出していたカモシカだった。わが家に降臨したシシ神ならぬ「カモシカ」の自然パルスにあやかり、あすからの農的生活に弾みをつけたいと思うのだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頑丈にトマトハウス建設!?

2019-05-10 20:46:58 | 農作業・野菜
 トマトハウスを単管パイプに依拠した建設はなかなか快調だ。毎年のようにハウスごと飛ばされることがなくなって2年目。連作障害を考慮してトマトを植える場所をずらして建設する。パイプの網がある表側と裏側を利用するので、4年間は大丈夫な皮算用だ。いつもだと屋根のビニールをセットするときでさえ突風で飛ばされる苦労があった。

        
             
 トマトは大玉とミニとを2株ずつ計4株こじんまりと購入。今までは8株くらいあったのでトマトハウスに入りきれなかったくらいだ。そのうえ、脇芽で増やしていたので家庭菜園としてはけっこうな数でもあった。今年は栽培する野菜の種類と数量とが多いのでトマトを自粛したのだった。欲望はますます膨らんでしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天然の「鉄条網」!

2019-05-09 21:20:28 | 植物
 4月末から5月の連休の前後に注意しているのは、シロアリの飛翔とジャケツイバラの開花だ。わが家の居候のシロアリは蒸し暑い気温がなかったのでまだ羽化していないようだ。しかしジャケツイバラ(蛇結茨・マメ科)は期待通り国道沿いで開花していた。いつも通る国道では開花を5~6か所確認した。

               
 花は王冠のような総状花序の見事な花を着ける。近寄ってその花の見事さを観るには崖を登るか藪こきするかで、それほどに人間を拒否するのだ。というのも、「天然の鉄条網」のようにそのツル性と逆刺で隣の樹木を絡みこみ、人間といえども傷つけていく。そのため、道路管理関係者からは駆除の対象にもなっている。そのため、去年開花していた場所でも今年はなくなっているという事態も経験済みだ。このアウトローの札付き厄介者を活かす方法はないものだろうか、といつも腕を組んでしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しみ!!野生化したイ・チ・ゴ

2019-05-08 21:00:52 | できごと・事件
 ここ数年、玄関前にあった植木鉢から脱出したイチゴがどんどん野生化を始めた。どう考えても玄関前なので土は硬いし肥料もなかったし放置されていたイチゴだった。品種は忘れてしまったが、昨年は立派な実をつけてくれてみずみずしい甘い味覚を提供してくれた。今年は10個以上はいきそうだと皮算用をしながら水を撒くようになった。花はもう赤い実に見えてきた。ゲンキンなもんだなオイラの欲望は。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つまみ食いしたのはダぁーレっ!!

2019-05-07 19:36:58 | できごと・事件
 このところ、毎日のようにわが家と畑の周りを徘徊する怪しい者が出没している。あちこちに掘り起こされた穴が点々としている。当局はさっそく調査を開始したばかりであった。ところがさっそくその報復だろうか、駐車場に置いてあった肥料が食いちぎられたり中身を出されたりの狼藉があった。
 当局の鑑識によれば、食いちぎられた肥料袋は腐葉土、中身を散乱された肥料は菜種粕とバットグアノの混合肥料だった。以前は菜種粕の被害が頻繁にあったので土間に移動しておいたがうかつだった。腐葉土はまったくの想定外のことだった。犯人は腐葉土の何を感知したのだろうか当局の困惑がみてとれる。当局はアナグマに違いないとマークを開始した。同時に、イノシシのタケノコ食害も近くで確認されているので両面から警戒をしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カニグモ発見!

2019-05-06 19:04:17 | 生き物
 和宮様が突然「カメラ持ってるー?」と叫んだ。何事かと畑にある物干しへ急行する。すると、洗濯ネットに小さな蜘蛛がもぐっているという。ピント合わせが難しかったが、形がカニの格好をしていた。「カニグモ科」の「ガザミガニ」だった。「ガザミ」とは、ワタリガニのことで、この蜘蛛はまさに2対の脚の長さが際立っている。

              
 ガザミグモの腹部は台形状であるのが特徴。そして、2対の脚を広げて獲物を待ち伏せているというわけだ。メスは10mmくらいの大きさだそうだがまだ出会っていない。出会ったのはオスで5mmほどの体長の小ささで色も黒い。


    
                     
 畑に水を撒いているとあわてて逃げる蜘蛛がいた。お尻に青い卵のうが付いていた。子グモになるとメスはそれを背中に乗せて保護・保育するという「コモリグモ」科の仲間だった。コモリグモ(子守蜘蛛)は、地面の上を徘徊して昆虫を捕らえるので、害虫駆除にも貢献している。

 連休最終日。きょうもトマトハウスの骨組みや赤ネギや下仁田ネギの苗を植え付ける。けっきょく、どこへもいかず農作業に専念した10日間だった。おかげで遅れていた作業はずいぶん挽回することができた。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スナップエンドウを定植する

2019-05-05 19:03:11 | 農作業・野菜
 明日で10連休が終わるが、そのほとんどが農作業に追われてしまった。焚き火研究会をやるつもりでいたがとても忙しくて余裕もなかった。スナップエンドウの種を先月撒いていたのがけっこう芽を出してくれた。2~3個ずつポットに撒いたが間引きするのがかわいそうで、それぞれを大き目のポットに移植して育ててしまった。



   
 その苗のツルがいよいよ絡まってきたのであわてて畑に定植する。冬越えに利用していた竹マルチをリサイクルして、その竹を突き刺してツルを待ち受ける。また、ススキを周りから集めてマルチとする。そしてけっきょく、80本を越える本数となってしまった。収穫がうまくいけばエンドウ収穫祭をこじんまりやるつもりだが、エンドウの実がうまくなるかは自信がない。
 以前、スナッ「プ」エンドウはスナッ「ク」エンドウと呼んでいたものだった。いつのまにか、スナップエンドウと呼ぶようになったのは、農林省の指導によるものらしい。とにかく莢ごと食べられるのが魅力的だ。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポロッと落ちたのは「ゾウ」だった!?

2019-05-04 21:52:25 | 生き物
 先週のことだったと思う。畑のヤマウドと隣のタラノメを収穫して、そのうちの汚れや硬い所を除去する作業をしていたら、突然何かがポロリと落ちてきた。口の形から「ゾウムシ」と推定したが、隠れるのが俊敏だった。背中が黒い斑点があるゾウムシは、「ヒメシロコブゾウムシ」のようだ。大きさは12mmくらい。

  
 もともとの本体は黒色だったのが白い鱗片に覆われそれがゴツゴツしたコブ状であるのが特徴のゾウムシだった。「シロコブゾウムシ」は、フジ・クズなどのマメ科植物の葉を食べるが、「ヒメシロコブゾウムシ」は、ウド・タラノキ・シシウドなどウコギ科の葉を食べるという。食材が違うのが意外だ。
 たまたまヤマウドとタラノメを扱っていたときだったので、「ヒメ」のつくゾウムシと同定できた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドカリーはスパイスが効いている

2019-05-03 20:37:51 | 食彩・山菜・きのこ
 新宿中村屋の冷凍インドカリーを取り寄せて食べてみる。というのも、先日読んだ『新宿中村屋のボース』に触発されたからだった。イギリスからインド独立運動を命がけでやっていた指導者、R・Bボースが日本に亡命したのを匿ったのが新宿中村屋の相馬夫妻だった。官憲から逃れた隠れ家で作ったのがこのインドカリーで、いまも新宿中村屋で販売されている。右翼の大物の尽力によりボースは日本国籍を取得し、中村屋の娘と結婚する。
 インドの独立直前でボースは亡くなるが、その意味でこのインドカリーは恋と革命の情念が込められている。通販限定の冷凍ビーフ・チキン・ベジタブルの三種類を食べてみる。

        
        
 味はどれもスパイスが効いていて「カリー」と名付けているこだわりが伝わってくる。スパイスとソースの旨さと辛さとがしばらく舌をとらえて離さない。
 具材が少ないのが物足りないが、若き相馬夫妻が地域づくりをしてきた故郷・安曇野にいまカリー工場が作られそこで製造されているのでとりあえずよしとする。
 昭和2年(1927年)「純印度式カリー」を発売以来、現在は大きなスーパーでもカリールーも入手できる。次回は市販の新宿中村屋インドカリーのルーで調理する予定だ。味は冷凍カリーを越えられるだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コゴミが畑になる

2019-05-02 20:50:10 | 食彩・山菜・きのこ
 今年はコゴミがいっぱい増えてきた。数株だったコゴミが日陰と湿気が合ったせいかずいぶん増えてきた。気温が高まるといっきに渦巻き状の新芽が開いてしまう。すると味も食感も落ちてしまう。だから、時期になると日々状態をチェックしなければならない。

        
 その隣に、シイタケのほだ木が並べてある。このところの雨でいっせいにシイタケが出てきた。これも、収穫にタイミングが重要だ。収穫が早くても遅くてもいけないし、とにかく一斉に出るのでその保存もすぐの対処が必要だ。



          
 今年もタラノメがいっぱい出てきたが、収穫するのが遅かった。今年は背が高く伸びてしまった幹を眼の高さくらいに切っていった。来年はどうだろうか。というのも、タラノメは野生化ているので畑の隣のあちこちに放置状態なのだ。

 シオデもそこそこ収穫したがほぼ終了。ワラビはまだ収穫できるがまもなく終盤に向かう。和宮様の「ゼンマイ病」はいまだ平癒せず、きょうはゼンマイの天日干しに集中している。
 こうして、まもなく春の山菜が終わろうとしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする