山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ミヤコワスレ?ミヤマヨメナ?

2022-08-08 22:14:58 | 植物

 先月、道の駅でまたもや安いポット植物を入手する。店員さんはヨメナの仲間と言っていたが、ヨメナにしては花が大きく見事だった。きっと、園芸品種に違いないが、「ミヤコワスレ」が筆頭に浮かぶ。

           

 パソコンで調べてみると、「ミヤコワスレ」ばかりが大半を占める。原種の「ミヤマヨメナ」の記述が極めて少ないのがかわいそうなくらい。そのうちに、ミヤコワスレ(ミヤマヨメナ)と記述が二重に変わっていく。

 日本の固有種である「ミヤマヨメナ」は花の色が白いのが多い。そのうちで、咲いた濃い目の紫の花を改良して「ミヤコワスレ」とした。いずれにしても、開花期は4月から6月であるとほとんどが記述されていたが、わが家は8月になってもまだ咲いている。こりゃあ、どういうわけだろうね。

     

 しかもこれから開花しようという気配すらある。教科書通りにはいかない現実がある。とはいえ、花の薄青色の微妙なところがジャパンを感じる。早く、ポット鉢から地植えをすればいいものを躊躇している間に灼熱になったり「続梅雨」になったり、激変の気候変動に狼狽させられている。「ミヤマヨメナ」か「ミヤコワスレ」かの同定は宿題となったが、早く植えないと株分けもできないぞ。優柔不断のオイラを告発する薄青色の花だった。

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フェンスを倒して進軍かー!!

2022-08-06 19:44:33 | できごと・事件

 ついにその時が来た。せっかく作った防獣フェンスを倒してシカが許可もなくバタフライガーデンに侵入したのだった。以前は小さな穴をかみ切った所から侵入があったので、シカというよりアナグマではないかと当局は推測していたところだった。今回は支柱が古い竹だったせいか折れていた。力による現状変更は許さないというのが我が国に立場だが、わが家もそれに沿っている。

           

 さいわいなことに大きな被害はなかった。自然に生えてきた何本かの「ノリウツギ」の葉が食べられていた。イノシシのように破壊的な現状変更はなかったのでホッとしている。とはいえ、購入した大切な樹木や草本への被害も今後考えられるので、フェンスの修復を急いだ。やるべきことが山ほどあるのに、なんてこった、予定していたスケジュールがまたまた遅れてしまった。

        

 画像ではわかりにくいが、けっこう急斜面で地盤も軟弱だった。とりあえず、ポールを4本持ってきて補強する。さらに、「未来プラン社」が扱っている害獣忌避剤「撃退パンチ」を二か所縛り付ける。侵入場所はいちばん奥の暗い所だった。犯人の心理としては人目のつかない所を狙ったのかもしれない。

      

 今思えば、前兆があった。フェンスを越してはみ出た冬瓜の葉をことごとく食べられていたし、大事にしている桜の若葉も食べられていた。前から付けておいた忌避剤「撃退パンチ」は最初とても効果あったが、ひと月以上経っていた現在効き目がなくなっていたようだった。そのためすぐ、新しいのに取り換える。

          

 同時に、ブルーベリーの若葉も食べられるので「撃退パンチ」を設置する。ただし、カラスか野鳥だろうか、その忌避剤を突っつく輩がいる。好んで食べた形跡はないが、突っつかれたことで中身が半分くらいこぼれてしまったのが15件中3件くらいあった。高さ的にはタヌキなどの小動物はその犯人とは考えられない。

 いやはや、ロシアの18世紀的なウクライナへの残虐な侵攻からみれば、こんな些事は可愛いもんだ。世界の歴史は後戻りしている実態がある。地球への負荷も限度を超えている。人類は何に向かって協働していくべきか、あらためて歴史から学ばなければならない地点にもどった。

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オープンなホオジロが凛々しい

2022-08-03 23:10:30 | 生き物

 あまりにも暑くて、しっかり昼寝を決め込む。それでも汗が湧いてくる。マスコミはクーラーの利用法を詳しく解説するが、わが家はクーラーがない。畑でちょっと動いては木陰で涼む。しばらく空を見上げると野鳥がフル回転しているのがわかる。しかし、じっとしていないのでどんな鳥かを捕捉できない。

            

 そんなとき、電線に止まっている「ホオジロ」は堂々としている。ふつうはカメラを向けるとすぐに察知して逃げてしまうが、ホオジロはじっとしていて開けた場所がお気に入りだ。電線にゆったり止まっている多くはほぼホオジロだった。ときどき、キジバトやヒヨドリも確認するが短時間だ。

 先月は、敷地内で「イカル」の美声が毎日のように響き渡っていた。口笛で歌うような会話するようなリズムに思わず手を止めて聴きほれる。しかしながら姿は一度も見ていない。ホオジロのように電線に止まってほしいと願うのだが。

    

 ホオジロの鳴き声は「一筆啓上仕り候」とよく表現されるが、とてもそんなふうには聞こえない。字余りしてしまうのではないか。無理にあわせても、「仕り候」が浮いてしまう。

  このくそ暑い大空の下で、凛と居住まいをただしているオープンな姿がかっこいい。都会に媚びず、里山の悠然を謳う生き方が気に入った。

 

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大豆は豆類、枝豆は野菜類と分類 ??

2022-08-01 22:36:53 | 食彩・山菜・きのこ

  枝豆を収穫する。枝豆栽培は、ホソヘリカメムシの絶好のえさ場になるのでトンネルの防虫網をセットしている。防虫網を外す時がドキドキの瞬間だ。今年は無事成功したが、毎年様子が違う。一部にねずみらしき侵入者が枝豆で宴会をやっていた形跡があり、殻が多数転がっていた。   

              

 枝豆の両端を切って茹でるが、塩の浸入効果を期待する。食べ出すと止まらなくなり、ついに夕飯の主食となる。農水省によれば、大豆は豆類、枝豆は野菜類として分類されるとのこと。えっ、どういうこと?? つまり大豆は乾燥して売られるが、枝豆は生鮮なうちに売られるからだという。なーるほど。

       

 江戸時代では、枝付きで茹でた枝豆を売る「枝豆売り」が人気だったという。それが今や、和食の人気ランキングでは、寿司・枝豆・ラーメンが御三家となっていて、世界語「edamame」の誕生というわけだ。栄養も抜群で、ビタミンB1・ビタミンC・葉酸・タンパク質などが豊富。アルコールを分解して二日酔い防止に貢献するので、枝豆にビールの組み合わせは理にかなっている。

 そんなことを感心している間に、手と口は動きっぱなしで、あっという間に完食してしまった。  

    

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