M画伯の足立山のアトリエで時々見かける詩人のKRさん(上品な若い女性)の詩です。
蝶々
愛に撃たれて
潤ってゆく呼吸
憂いの線の数々
愛が彫刻のように
幼い心を削いでゆく
土壌にあしらわれた
裸足の少女は
朝露を耳に飾り
白い頬をほんのりと
紅く染め上げる
足を奪われた蝶々が
瞬きする羽を休め
また
移ろい渡る姿を
少女は
追い掛ける事はできない
微熱を帯びた頬を
雨に濡れた
冷たい指が触れるように
朝露が伝い落ちる
愛の雨はもう降らず
花は息絶え
土壌に寝転がって
蝶々の夢をみている
この詩の著作権はKRさんにあります。
蝶々
愛に撃たれて
潤ってゆく呼吸
憂いの線の数々
愛が彫刻のように
幼い心を削いでゆく
土壌にあしらわれた
裸足の少女は
朝露を耳に飾り
白い頬をほんのりと
紅く染め上げる
足を奪われた蝶々が
瞬きする羽を休め
また
移ろい渡る姿を
少女は
追い掛ける事はできない
微熱を帯びた頬を
雨に濡れた
冷たい指が触れるように
朝露が伝い落ちる
愛の雨はもう降らず
花は息絶え
土壌に寝転がって
蝶々の夢をみている
この詩の著作権はKRさんにあります。