田舎生活実践屋

釣りと農耕の自給自足生活を実践中。

小春日和の農園(2011/12/19)

2011-12-19 18:53:18 | Weblog
昨日の釣り疲れ、飲み疲れで夜は爆睡、8時過ぎに起きだし、妻と竹田農園に。
よく晴れた穏やかな小春日和といったところ。

(日向ぼっこ)
農園到着はお昼前で、まず昼食の準備。
妻は火を起こし、私は竹藪にカッポ酒用の真竹を切りに。
火が起こったところで、お隣の江藤正翁(元南海ホークスのエース、89歳)も加わり日向ぼっこをしながら焼うどんを温めて食べたり、ビールにカッポ酒。畑のネギを取ってきてそのまま炭火焼きも、ジューシーで体が温まる。(冒頭の写真)

(木枯らし)
先週末の冷え込みでさすがのヤーコン、ジャガイモも葉が枯れる。
冬の冷たい風を木枯らしとはよく言ったもの。(下の写真)

ここまで持つと、地下には立派な芋。
ジャガイモは妻が、ヤーコンは私が当座必要な分を掘り出す。
いい艶の芋がザクザク。
ヤーコンの畝の隣では、グリーンピースの可愛い緑の芽がスクスクで来年の春の実りを準備。

(枯草をリヤカーで運ぶ)
妻は一足先に引き上げ、私はリヤカーを持ち出して500メートル程離れた休耕田に集めた枯草を畑に運ぶ。

今日は、掘り上げた里イモの跡の空いた畝に積み上げる。
来春ホクホク、ミミズわんさかのいい畑になる。
除草が殆どいらず、ミミズが土を耕していて鍬での作業も簡単、土が健康(枯草に繁殖している枯草菌が土の中の病原菌を抑える)で消毒薬の散布不要と人手もかからない。
夕方仕事帰りの二男の車で我が家に。
いい運動になりました。

今度の日曜日、名高い漁場の汐巻に釣りの予定。
天気は強い寒波が週末やってきて北西の風ビュービューみたいで、ヤキモキ。
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タコの恋路を邪魔するやつは(2011/12/18)

2011-12-19 00:00:34 | 笑える話
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
心配された寒波も峠を越し、海は関門海峡では釣りok。
コーラル丸でアラカブ釣りでした。
釣り好きのST氏、冒険家のM先生、工務店のS氏等、6人の釣り人。

(アラカブ大漁)
関門海峡のアラカブは、餌が豊富で流れにもまれ、筋肉質の美味しい魚。
今が一番食いのいい季節。
川端船長の判断で、今日は一日アラカブ狙い。
ちょっと小倉港からは遠いが、関門橋のさらに向こうに船は走る。
アラカブ狙いの釣り船、関門橋付近に多数。(冒頭の写真)
船長の合図で仕掛け投入。
朝のうち、ポツリ、ポツリとアラカブが上がってくる。
11時近くなると、潮も緩やかになり、アラカブがバタバタ釣れ始める。
私とM先生と工務店のS氏同時に釣れ、記念写真。

生簀はアラカブで底が見えづらいほど。

(タコの恋)
関門海峡はタコ資源保護の観点から、むやみにタコを釣ってはいけない。
海峡の中央部がタコ釣りOK区域。
ここでは釣れる時間帯が短く、最近はタコ釣りの釣り人の姿まばら。
小一時間、タコ釣りOK区域に船はアラカブ狙いで流し始めたので、釣れたアラカブの切り身を餌に、タコ仕掛け投入。
流れが段々早くなり、タコ釣り終了と思っていたら、ズシリとタコの反応。
合わせて、釣れたよと皆さんに知らせて、太いタコ釣りの糸を手繰り寄せる。
驚いた2匹同時に掛っている。ちょうどタコも産卵シーズンで、交尾している最中に
一匹が、釣りの餌のアラカブ切り身に気持ちが移り、二匹とも御用となったのではと船長の意見。
皆さん、驚いたり笑ったり。
上の大きいタコが針にひっかかり、下のタコは上のタコに抱きついたまま、船まで上がってきた。

珍しいと、船長もカメラを持ち出してパチリ。
私のカメラで3回シャッター。

一番笑ったのは冒険家のM先生。

タコも「タコの恋路を邪魔する奴は、サメに食われて死ねばよい」とぼやいているものと推測。

(宴会)
冒険家のM先生に、たくさん釣れたから、宴会でもと誘うと、ちょうど別のお客もあるので、我が家(M先生宅)で宴会を一緒にしましょうと。
タコ、アラカブ味噌汁、M先生の畑の里芋、ヤーコンと素材は新鮮。
美味しいワインにビールでした。
先日霧島で、道に迷い、九死に一生で生還した、I氏、M先生の教え子で遭難時の様子を聞かせてもらう。
標高1300メートルの山の中に、迷い込んで2昼夜飲まず食わずで過ごしたそうで、精神力に感服。
宴会も終了になり、記念写真をパチリ。


(遭難)
このI氏、Y市の公務員で、自転車旅行が趣味で今年9月末、霧島連山に着き、標高1200メートルの観光センターに自転車を置き、1300メートルの高さの甑岳という山に時間があったので、午後から登ったとのこと。標高差100メートルで簡単だと思っていたとか。下山途中に道を間違い、霧も深く、結局二晩、木陰で野宿したとのこと。食べ物もなく、手袋がなかったので、指は凍傷で出血・動かず、食べ物なしだったとか。命が危なかったのだが、地元の捜索隊が行方不明の翌日から組織され190名の方が捜索。捜索が早かったのは、この観光センターで地元警察の研修会が署長以下で行われており、放置された自転車に気の付いたセンターの職員が署長にその旨話すと、署長判断で研修会は中止、捜索隊の編成となったもの。3日目からヘリコプターが何度も飛び交うのに気が付き、開けた空の見える空き地に移動して、助けを待っていると、「おーい」と人の声で、遭難の新聞記事を読んだ地元の農家の方(61歳)が自発的に土地勘のある、甑岳で捜索をしてくれていたのに、見つけてもらったとのこと。小林市の病院にヘリで搬送され、点滴をうけながら、ふと、目を開けると、勤務している市の市長の顔、心配してかけつけてくれたらしい。私がその時市長は何と言った?と聞くと、「説教は後でするから、今はゆっくり休みなさい」とのこと。M先生もこの遭難を報じる新聞記事を読み、教え子のI氏ではないかと思い、ご自分で捜索に出る準備をしていたとか。見つけてくれた農家の方も無報酬の捜索、研修を即やめた署長もエライ、市長も立派、M先生もエライ。この4人のうち、3人は公務員と政治家(M先生は公立高校教師で元公務員)で最近、公務員はバカだとか、政治家は最低とよく耳にするし、私もそうだろうと思っていたが、認識を改めたお話でした。

なお、その後甑岳の登山道、安全のため標識も増やしたそうですが、霧が出ることを覚悟すると、上級者コースの山のようです。
コメント (6)
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