田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
昨日の日曜日、黒ラベルの会という、サッポロビールしか飲まないというあまり意味の分からない会のバス旅行にいってきました。
小倉室町のラーメン屋の錦龍のご主人のI氏の飲み仲間が集まり自然発生的にできた会で、私は今回、お世話係。
行先は、大刀洗の平和記念館、酒蔵の研醸、秋月の桜、最後は温泉というコース。
参加者は、当初、25名くらいで赤字になりそうだったが、直前に増え、41名。
竹田農園のお隣に住む、江藤正翁(元南海ホークスのエース、89歳)も。
妻は、町内会の総会に出席で、朝、集合場所の西小倉まで大量のビール運びのみやって退散。
(研醸の酒蔵見学)
研醸は、インターネットで見つけた、ニンジン焼酎などで有名な焼酎メーカー。
酒蔵見学のお願いを一ケ月前すると、日曜日は休みだが、酒蔵を開けていただけることに。
ところが、バスが出発し、研醸に電話すると、「今日の営業は終わりました。・・・」のアナウンス。
何度電話してもおなじ。
バスの運転手さんも前日から何度も電話したがつながらない。
もしかして、見学の話をわすれたのかも、別の酒蔵が近くにあるので、そちらに行こうかと思案。
バスの運転手さんも研醸に行く道が狭すぎて、大型バスは入れないかもと、酒蔵変更に傾く。
しかし、電話した時の研醸の社長さんの温厚そうな声が、とても酒蔵見学を忘れるようには思えず、ええいと、大刀洗の平和祈念館(特攻隊の遺品の展示)に着くと、タクシーを呼んでもらって「私も行きましょう」と言ってくれたバス運転手さんと二人で、研醸の偵察に。
菜の花に囲まれた田園地帯に研醸はあるが、事務所も酒蔵もカギがかかっている。
近所の方に聞くと、朝、従業員の方が出入りしていたが、帰った、そこに、社長?の自宅があるので、行ってみたらと。
立派なお宅に「こんにちわ」と声を掛けると、社長の息子さん。
驚いて、すぐ、社長に電話すると、到着する11:30に鍵をあけ、従業員も出勤する段取りと。
大型バスの通れる道も教わり、この際、別の酒蔵に行こうとの誘惑に負けず良かった良かった。
メンバーの長老のO氏、別の飲み会の帰り、「飲み仲間の付き合いでは不義理をしては、絶対にダメよ」との独り言を思い出したドタバタでした。
41名の皆さん、試飲した焙煎麦の焼酎、ニンジンジュースに満足。
私は、7年間、樫の樽で寝かした、麦焼酎の古酒を3本購入。
随分お得な値段で売ってくれた。
帰って、妻と息子に見せると、さっそく飲んで、いい風味とお褒めの言葉。上は試飲風景。
(秋月の桜祭り)
お昼をおいしくいただき、(下の写真)、バスは桜、菜の花の咲き誇る田舎道を一路秋月に。
秋月は福岡の黒田藩の支藩で、桜並木や、品のある屋敷が観光客に評判で、ちょうど桜の季節でこの時期の日曜日はたくさんの車。
しかし今年の桜の開花は遅く、桜開花時期ニュースで、3/31の夕も秋月は、桜まだつぼみ。
桜は見れなくても、せっかくここまで来たから行けと、秋月に着くと、なんと桜5分咲。
秋月のある朝倉市周辺は昔から石工を輩出しているそうで、町のいたるところに石垣。
石垣の前でパチリ。
町の春の桜祭りの日で、飾りの車をひいて、賑やかに行列(下の写真)。
私は江藤翁と町を散策。
一休みした地酒屋の店先で、近所のお婆さんたち3人とよもやま話。(冒頭の写真)
江藤翁が友達は皆死んでしまって、趣味もないし、することがない。
私のような年寄りは毎日どうしているのか一度聞いてみたい、と言うと、
この3人、「畑が楽しみ、私とこの野菜は成長が悪い、あんたのとこは好いね等、話していると元気になる」とのこと。
80歳代半ばのとのことで、ご主人たちは、桜祭り見物でたくさんやってくる観光の車の交通整理に出ているとか。
おばあさんたちの言うには、秋月の桜は昨日の午後、開花が始まったとのこと。
はや五分咲きで目を楽しませてくれている。
このバスハイクでは、句会をやっており、私の句は、この時のよもやま話を歌って
「あの桜、昨日開いた、お婆々言う」
楽しい一日で、解散の西小倉駅前で、皆さん、「また行きましょう」と。