先日、顔見知りの若い男性F氏がひょっこりやってきて、これを見てくれと、朝日新聞の切り抜き。
見ると、先の米国の国務長官のパウエルの伝記の広告記事。冒頭の写真
「ペプシ工場の清掃夫から国務長官にまで上り詰めた伝説の男が教える13のルール」の見出し。
F氏は家でブラブラしているうちに30歳を超え、一年前からやっと見つけたビル清掃の仕事で生計をたてている。
いつも腹をたてていて、テナントのネクタイをしたサラリーマンやOLに朝、「おはようございます」と挨拶をしても無視したり、気持ち悪いと避けていく人までいる、腹が立つし悔しいとのこと。
そのF氏、「すごいですね、掃除夫をしていて、アメリカの国務長官になったんですね」と顔が輝いている。
自分も天下を取れると思っている様子。
非正規社員が男性30%、女性50%が今の日本の雇用実態だそうで、正社員・終身雇用しか経験したことの無い、私のような60歳過ぎの団塊世代は口をそろえて、早く正社員になれ、そのままでは結婚できんと叱責が常。
非正規社員が数パーセントならそういう叱責もよいが、ここまで人数が増えると、酷というもの、的外れじゃと疑問に。
そんなとき思い出すのが、私の父母の世代。
今は、ほとんどの方が老齢で亡くなり、生きておられる方は90歳を越している。
この世代の日本人が、戦後のガレキだらけの日本を、経済大国日本に押し上げてくれた。
私の父母は四国今治でバラックを買い取って、メリヤスの販売をしていたが、町の大通りにはそうした雨後の竹の子のような小店がひしめいて、時々金が回らなくなって夜逃げも。
今思い起こせば、露天の物売りに毛の生えたようなもの。
しかし、父母も含めて周りの大人は、正社員にならなくてはと、少しもあせっていなかった。
父母たちの知っている正社員といえば、学校の先生で、一度 母が小学生の3年か4年生の私がいるところで、「学校の先生は世の中の本当の事をなんにも知らん、苦労していない分知識が浅い」とポツリと言ったことがあり、今も母の語り口が記憶に残っている。
父母たちは、先生に負けないくらい、よく本を読んでいたし、話す言葉も小学校の先生より具体性があり、面白かった。
気持ちも先生たちを飲んでいたし、最後に生き残るのは俺たちといった自信をもっていた。
父母が買ってくれた児童書で一番の私の愛読書は「太閤記」。
同級生の悪がき達は、皆さんこの本を持っていた。
明治・大正の大実業家達の無名時代の愛読書は、「太閤記」と松永安左エ門の随筆で読んだこともある。
草履取りから、天下人と秀吉はなったのだから、僕も努力すれば天下を取れると、太閤記を読むたびに小学生の私は自信で胸が一杯になったもの。
天下人になるための具体的な処方箋もこれでもか、これでもかと詳しく書いてある。
秘訣は、協力してくれる人の心を奮い立たせること。
F氏が日本人にはパウエルのような、掃除夫から国務長官になったような人は居ませんよねと言うので、豊臣秀吉がいる、太閤記は面白いなど、しばらく話しが弾みました。
さっそくこのパウエルの自叙伝「リーダーを目指す人の心得」をアマゾンで注文、読んでみた。

笑えるし面白い、励まされる本。
F氏のような非正規の社員の方がこの本を読むと、私の祖父母の世代・私の世代が太閤記を読んで勇気百倍したように、心に響いて自信が出てくるだろうと思った次第。
アメリカ独立当時の指導者のベンジャミン・フランクリンの自伝も、アメリカの青年が社会に出る時の、必読書だそうだが、それに匹敵する名著と感心。
これからの日本を支える若い人には、正社員にならないと幸せになれないぞ、といった的はずれの小言を言うより、太閤記やフランクリン自伝やパウエル自伝を読むと、天下を取れるかもよと、教えてあげたほうがはるかに有益と思ったことでした。
見ると、先の米国の国務長官のパウエルの伝記の広告記事。冒頭の写真
「ペプシ工場の清掃夫から国務長官にまで上り詰めた伝説の男が教える13のルール」の見出し。
F氏は家でブラブラしているうちに30歳を超え、一年前からやっと見つけたビル清掃の仕事で生計をたてている。
いつも腹をたてていて、テナントのネクタイをしたサラリーマンやOLに朝、「おはようございます」と挨拶をしても無視したり、気持ち悪いと避けていく人までいる、腹が立つし悔しいとのこと。
そのF氏、「すごいですね、掃除夫をしていて、アメリカの国務長官になったんですね」と顔が輝いている。
自分も天下を取れると思っている様子。
非正規社員が男性30%、女性50%が今の日本の雇用実態だそうで、正社員・終身雇用しか経験したことの無い、私のような60歳過ぎの団塊世代は口をそろえて、早く正社員になれ、そのままでは結婚できんと叱責が常。
非正規社員が数パーセントならそういう叱責もよいが、ここまで人数が増えると、酷というもの、的外れじゃと疑問に。
そんなとき思い出すのが、私の父母の世代。
今は、ほとんどの方が老齢で亡くなり、生きておられる方は90歳を越している。
この世代の日本人が、戦後のガレキだらけの日本を、経済大国日本に押し上げてくれた。
私の父母は四国今治でバラックを買い取って、メリヤスの販売をしていたが、町の大通りにはそうした雨後の竹の子のような小店がひしめいて、時々金が回らなくなって夜逃げも。
今思い起こせば、露天の物売りに毛の生えたようなもの。
しかし、父母も含めて周りの大人は、正社員にならなくてはと、少しもあせっていなかった。
父母たちの知っている正社員といえば、学校の先生で、一度 母が小学生の3年か4年生の私がいるところで、「学校の先生は世の中の本当の事をなんにも知らん、苦労していない分知識が浅い」とポツリと言ったことがあり、今も母の語り口が記憶に残っている。
父母たちは、先生に負けないくらい、よく本を読んでいたし、話す言葉も小学校の先生より具体性があり、面白かった。
気持ちも先生たちを飲んでいたし、最後に生き残るのは俺たちといった自信をもっていた。
父母が買ってくれた児童書で一番の私の愛読書は「太閤記」。
同級生の悪がき達は、皆さんこの本を持っていた。
明治・大正の大実業家達の無名時代の愛読書は、「太閤記」と松永安左エ門の随筆で読んだこともある。
草履取りから、天下人と秀吉はなったのだから、僕も努力すれば天下を取れると、太閤記を読むたびに小学生の私は自信で胸が一杯になったもの。
天下人になるための具体的な処方箋もこれでもか、これでもかと詳しく書いてある。
秘訣は、協力してくれる人の心を奮い立たせること。
F氏が日本人にはパウエルのような、掃除夫から国務長官になったような人は居ませんよねと言うので、豊臣秀吉がいる、太閤記は面白いなど、しばらく話しが弾みました。
さっそくこのパウエルの自叙伝「リーダーを目指す人の心得」をアマゾンで注文、読んでみた。

笑えるし面白い、励まされる本。
F氏のような非正規の社員の方がこの本を読むと、私の祖父母の世代・私の世代が太閤記を読んで勇気百倍したように、心に響いて自信が出てくるだろうと思った次第。
アメリカ独立当時の指導者のベンジャミン・フランクリンの自伝も、アメリカの青年が社会に出る時の、必読書だそうだが、それに匹敵する名著と感心。
これからの日本を支える若い人には、正社員にならないと幸せになれないぞ、といった的はずれの小言を言うより、太閤記やフランクリン自伝やパウエル自伝を読むと、天下を取れるかもよと、教えてあげたほうがはるかに有益と思ったことでした。