

三月になれば、春らしい石仏巡りが出来ると楽しみにしていたのですが、残念!
それでも、どうやら午前中は雨になりそうもない気配がしたので、出発が9時過ぎと出遅れたが、どうしても拓本が欲しい栃木県石橋町(現下野市)へ行きました。今日は、この手拓だけで充分としたので、先ずは下部が埋もれている部分を掘り起こし、銘文全部を明らかにし、それからのんびりと手拓しました。それは、大きな六角柱に刻まれている宝永七年銘の梵字光明真言と他の面にある「即身成佛義」の中の重要な偈文「六大無碍常瑜伽」「四種曼荼各不離」です。特にこの偈文は滅多に見られないだけに、これだけを以っても石橋町の石仏巡りは大満足とすべきものです。
そんな手拓作業、1時間ばかりで終了。そして雨がまだ落ちてこないことを良いことに、すぐ近くの愛宕山神社へ移動する。ここにはかつて1996年に行ったとき、その境内にある髭題目塔の最下段石に「几号水準点」が刻まれていたのを確認していたので、改めて写真撮影に行きました。この几号水準点は、旧4号線(日光街道)沿いと奥州街道沿いの石造物に僅かに見られる記号です。今までは、私にとっては調査対象外でしたが、そろそろこうしたマイナーな物にも興味を持って調査しようと考えが変わったからです。そんな几号水準点の画像をご紹介しましたので、もし栃木県内でこれを見たことがある方からの情報をお待ちしております。現時点で20数箇所は分かっていますが、まだ誰も実見されていない几号水準点を加えて将来的には纏めてみたいと思っています。
そうそう、それから次週末は必ず晴れることを期待して、その時は足利市の庚申塔調査に行きたいと願っています。