今年は早くも梅雨明け。我が家の周辺は雑木林となっているので、この季節になると明け方から親に連れられた子供達がカブトムシやクワガタ捕りに集まってきて、賑やかなことこの上なしです。当然ながら、誰でも捕れるわけではなく中には半べそをかきだす子供までいる始末で、こうなると私の出番です。当然ながら、雑木林の中は隅から隅まで熟知しているので、近くの子供でも知らない虫達のいる穴場を知っているので、カブトムシのいそうなクヌギや楢の木を案内したり、まだ羽化していない幼虫を土の中から掘り出してあげたりと、大忙しになります。それと、この雑木林にはオオムラサキがいるので、その姿を親子に見せてあげたり、説明してあげたりと、石仏巡りとはまた違った楽しみをしています。
もちろん、石仏巡りに出かけない分、部屋で”お勉強!”に忙しくしていますが、なかなな成果は生まれません。それでも、腰が良くなったら石造物調査に出かけるための資料造りに夢中になっています。「宇都宮市の碑(いしぶみ)」調査の続編を纏めたく、そのための準備です。特に、戸田香園の揮毫した碑(いしぶみ)を纏めたく、その碑のありそうな痕跡探しに夢中になっています。その他、幕末から明治にかけて宇都宮を中心として活躍した儒者や幕臣等が撰文した碑(いしぶみ)も気になり、それらの碑塔調査も念願に置いています。そんなこんなで、石仏巡りに出かけられなくても、それはそれなりで結構充実した一日を過ごしています。それにしても、やはり夏は”暑い暑い”と嘆きながらも外に出たいのが本音です。