栃木県旧今市市(現日光市)にも、結構面白い(興味深い)石碑があります。そしてその所在地は、圧倒的に鬼怒川沿いなので、災害に関する内容プラス凶作に備えての内容に加えて開墾等にも関する内容です。今回はその中でも、江戸末期から明治にかけて活躍した関根矢作翁の遺徳碑です。二宮尊徳翁の報徳仕法に影響を受けての活躍で、近世の今市市を語るには欠かせぬ人物です。
五月から始めた今市市の石碑調査も、そろそろ猛暑となるので体力のことも考えてこの辺で一区切りをつけようと思っています。もちろん、まだまだ実査していながら紹介していない石碑もあるのですが‥。それにしても、今回もこうした素晴らしい石碑に出会うと拓本も欲しくなるのだが、それには絶対的に足場を組まなければ不可能。一人での調査では、こればかりは仕方がありません。早く、春まで行っていたの栃木県田沼町の石碑調査へ戻りたいのだが、本当に暑い!