上記に掲載した碑文は2014年に、拓本なしで手写による清書内容。拓本を採るには、脚立に登らなければならず、また半切画仙紙で6枚必要で、手拓必要時間は4時間以上なので、その時は拓本を諦めてしまいました。
しかし今回、最後の最終校正を始めてみると、どうも疑問のある文字や文字形がおかしいところが出てきてしまった。やはり、採取校了には現地で再校正、出来れば拓本が必要となって、先々週に現地へ行って手拓してきたところ、誤字一字を含めてご覧のように文字形の気に入らぬ箇所がたくさんありました。当に、トホホッの現実です。こんな細かな所まで修正する意味がどこにあるのだろうと思いつつも、出来る限り自分の思うような清書をしたいとなると、どうしても気になった時に直しておきたい!それはもう文字との追いかけっこみたいなもので、永遠に満足することはありませんが‥。多分、清書された文字と赤文字等はどこが違うのと思う方もいらっしゃることと思いつつ、且なんと無駄な努力をしているのだろうと、冷ややかな思いで見ていることも承知の上で、今日からまた1日以上をかけて訂正しましょう。(笑)