5月25日は、一か月ぶりに栃木県那珂川町の馬頭地区へ行きました。石碑4基を調査したが、拓本を採らせてもらえないのが3基と、暑すぎて拓本を採る気力も無くなった1基です。それでも、相変わらず銘文が全く読めない酷い汚れ用に、それを綺麗にするのに時間が掛かりました。やはりこの季節の暑さでは、老体には厳しいですね。そこで、その4基が終わった段階で、一休みついでに馬頭院へ行きました。嘗て、この馬頭院へは何度も来ているので結構詳しいので、早速に尚塚婆さんの線彫り像がその後どうなっているのかを確認に行きましたら、随分と年月を過ぎて来たにもかかわらず昔のままの姿で迎えてくれたのには一安心。ついでに、突然的に思い出した、近くにある面白い表情の狛犬を見に行きました。相変わらず、体中に石苔を付着していましたが、こちらも以前と変わりなく顔だけが直角に前を向いていました。この手の狛犬の顔は、栃木県内では皆無ではありませんが、そう多くはありません。また、いつものように狛犬は調査対象外のために建立年代はそれを探すのが大変なので、少しだけ体についていた苔を手で剥がして今回も写真だけで終了です。そしてその狛犬の写真の吽形だけを掲載しました。阿形もそれなりに面白い顔をしているのですが、痛みが酷いので省略です。そしていつも、この狛犬は自分の顔に似ていると苦笑しながら眺めていましたが、こうして年を取ってから見ると猶更に似ているような気がします(笑)。
いずれにせよ、これからの暑さでは石碑調査の成果はそう多くありませんので、今回の4基の石碑を大切に扱って、時間をかけて清書しようと思っている。