篆額は「関根治郎吉翁之碑」と、宇都宮藩最後の藩主となった戸田忠友が揮毫しています。ここでの主人公も、明治時代に当地の教育と灌漑治水に尽くした人です。彼の師は、同郷の関根矢作翁であり二宮尊徳先生の思想と行動に共鳴して敬慕しています。
いずれにしても、今日の近隣を含めた当郷が今栄えているのも、こうした立派な先人がいたからです。次回は、この関根治郎吉翁の直接の師である、関根矢作翁の石碑を紹介したいと思っていますが、これは巨碑で拓本は諦めましたので、銘文手写に細心の注意を払わなくてはならず掲載までには少し時間がかかりそうです。そして本年は、この辺で少し休養を取りたいと思っていましたら、畑仕事で持病のギックリ腰にまたしてもなりました。幸いにも、今年のジャガイモ収穫は終わりましたので、これを口実に本当に休養できそうです。何しろ、椅子に座ることが出来ないので、横になりながら今までの石碑銘文を改めて読み直し、校正しようと思っています。
それにしても毎年思うことなのだが、少しばかりの畑ながら、今年も3kgの種ジャガイモからその10倍に迫る収穫がありました。乾かすため、軒下一杯に広げてあるのを見ると本当に来年の春までにそれを全部食べてしまうのか、と恐ろしい気もしますが‥。
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