一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

映画『接吻』 ……孤独と絶望、そして極限の愛……

2008年10月23日 | 映画
《この愛は理解されなくていい。やっとあなたという人に巡り会えたのです》 《究極の愛が行き着いた、衝撃の結末》 『接吻』という映画の存在を知ったのは、古湯映画祭(9月13日~15日)でだった。 傍らに置かれたパンフレットを手にしたとき、冒頭のキャッチコピーが私の目を射抜いた。 小池栄子の無表情な写真。 「接吻」の大文字。 接吻……なんと古風な響きがあることか…… 現代では死語に近いこの言葉をあえて . . . 本文を読む
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