一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

鬼ノ鼻山 ……午後3時に山頂でコーヒーを……

2008年10月19日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
《午後3時……なにかするには遅すぎて、なにかするには早すぎる時間……奇妙なひととき》 学生時代にサルトルの『嘔吐』を読んでいた時、そのなかに確かこういう文章があった。今、手許に本がないので正確ではないかもしれないが、大意は間違っていない筈だ。 午後3時……本当に《奇妙なひととき》だ。 なにかするには遅すぎて、 なにかするには早すぎる。 私は昔からこのエアーポケットのような《奇妙なひととき》が好きだ . . . 本文を読む
コメント (12)